まずは普通に!辞職届を出すことにした。
勝率0.0000000000001%
おそらく無理。
私は、鞄の中から常備していた辞職届を出す。そして上司のいる方へ向かう。
ものすごくムカつく。一発殴り飛ばしたいところだがうちには憲法9条があるからそんな事はできない。
ん…?『俺が仕事を渡す前に仕事を終わらせる』だと…?
だったら上司の心を読んで何をさせようとしているのか理解して先に仕事を終わらせれば退職できるのか!
明日はそうしなければ…!
私たちは上記の会話を2秒程度に終わらせた。
そうしたら別の部の「とある人」がやってきた。
いた王さんだ。
私達とは別の部だが、同じ会社に働いている。父上の昔の知り合いらしい。
意外と礼儀に厳しいらしい。
前言撤回。
まあ確かにいた王さんがそんなこと言うとは思わなかった。
…失礼だったかな。
そんなことを考えていたら、いた王が話を戻す。
ドイツさんが言いかけた時に私はドイツさんの口を塞ぐ。(強引に)
私はいた王さんにそんなこと教えたら社内のみんなに言いふらして作戦失敗する!と、ドイツさんに超小声で伝える。
そうするとドイツさんは「そうか、ごめん」と超小声で伝える。
この会社の中でも私達の部が超ブラックなのは有名なのだ。
やっぱり能力持ってても駄目なのかな…
そう思いつつ私は部屋に戻った。
深夜3時。朝に思った願いは叶わなかった。
私たちはアルミでできた缶がたくさん置いてある汚机の上に置いたデスクトップパソコンを永遠に眺めながらキーボードを打つ。
私たちが自販機に行ってく買うものはただ1つ。日本円¥200の黒い缶の飲み物のみだ。
コレがないとこんな時間まで仕事はできない。さっきからにゃぽんから鬼電が掛かってくるが申し訳ないが無視させてもらってる。今日中に終わらせなければいけない事がある。
そう。次の作戦!
今日…じゃなくて昨日の朝に上司が『俺が仕事を渡す前に仕事を終わらせろ』と言っていたからだ。だから上司の心を読んで明日の仕事内容を知り終わらせておく作戦だ。
ただ…凄く眠い、そして疲れた…
今日明日の仕事全部終わらせるなんていつもの倍以上ということだから流石に今日は眠い…
ドイツさんが帰って来る前に私は寝ていた。
ドイツ目線
帰ってきたら日本は寝ていた。
流石に無理な作戦だ。
日本の手元を見るとヨレヨレな字でこう書いてあった。
『寝てたら起こしてください』
凄くぐっすり眠ってるもんだから起こすのも悪い。
けどこんなに張り切って作業してたのに起こさないのも悪い。
でも本人が希望したことだ。
起こさないと悪い。
…選択は正しかったものか…?
取りあえず俺も寝ることにした。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。