昨日は皆、…自分の想いに向き合った。
私もまた、…瞳子監督と過ごして…やっぱり、…早く会いたいって思った。十年前の想いが、…前世の気持ちを上回るくらいには。
少しだけ、原作を壊してでも…大好きな皆と居たいって。
それくらい、気持ちの変化があった。吹雪くんのことも、早く何とかしてあげたい、…今すぐにはできないって…分かっていたとしても。
大体ね、アンタが死ななきゃこんなことになってないんですぅー!
そのお陰で未来から人を引き寄せる事態になるし、十年後は管理しないと手に負えないくらいヤバいことになるし、二十五年後は絶対王者になってるし、八十年後は人類衰退の危機だし、二百十年後はSSC遺伝子全盛期だし、もっと未来ではセブンスとかいう能力開花させて戦争紛争で大変なことになってるけど???
んなわけあるか。
雷門中に着くと、……既に何人かが集まっていた。
キャラバンの前。
皆が集まって、何をしているのかと思い覗いてみると…
本気で何してるの?って感じ。
豪炎寺くんが何かのアルバムを持っていて、そこには…お腹の中にいる赤ちゃんのエコー的な写真が貼ってあるのだ。
私は皆を見渡し、最後に豪炎寺くんを見上げる。
エコー写真だけじゃない。
……全部無くなったと思ってた、…お母さんとの…思い出の写真。私が目を瞑ってて眠っていて、それでもずっと色んな所から撮られていて、それで、たまにお母さんも一緒に写ってて、それで、それで……
どうしよう、……私、……なんか…………
なんて良い子達…っっっ
思いっきり抱き着いてくる春奈ちゃん。
…シアの抱き着き方とそっくりすぎて、春奈ちゃんの子孫でもあるのではと思ってしまったり。
…まぁ、私が何もしていないかといえば嘘になるけども。
…………え、バレ…え、…………わぉ…
それはそうだから何とも言えない。
まあでも、……仕方がない仕方がない。
むしろ、……変に試合に出て思い出したら、ガチでスパイになるかエイリア側につくかの二択迫られるからな…
瞳子監督の采配はナイス判断だったし、私としてもありがたかった。
豪炎寺くんが手渡してくれる。
……そっか、…これ、私のアルバムなんだ…
お墓参りに来てもいいよってことだろうか。
そう思い、そのまままた微笑んでみせる。
すると、いつの間にか吹雪くんも来ていたみたいだ。
まだ悩んでそうだね。
私って距離感バグってるのかな…?
普通ってよく分からないしな、大人っぽいって言われることが多いけど、所詮は小6の餓鬼が転生して中1になってるだけだし…
春奈ちゃんとかクララちゃんとか、割と抱き着いてきてくれるから余計に混乱せざるを得ないっていうか…男女の差かもしれないけど、シアも普通に男女関係なく抱き着いてくるし…
使えねえ奴だぜ(?)
ちなみにエクスプロージョンって、本当は“ザ”って読むんじゃなくて“ジ”って読むタイプなんだよね()
全員個人技だったから、参考も何もないだろうに…
そうやってフォローしてくれるのはありがたいわ。
そんなことを思いながら暫く雑談していると…校庭の方から円堂くんが走ってくる。
少し落胆した様子の円堂くん。…しかし……
リカちゃんのその声に振り返ると、一之瀬くんと土門くんが少し恥ずかしげにチラリとこちらを見ている。
……ここてリカちゃんが居てくれなかったら二人は意地張ってきてくれなかった可能性もあるし、リカちゃん居てくれて良かったって思う。
リカちゃんと土門くんが「おはよう」と声を上げる。
もう死んでる人には何も言えません。
リカちゃんの言葉に皆笑い始める。
…するとそこで、グラウンドの方から瞳子監督が歩いてきた。
今度は、皆間髪入れずそう言い切る。
イナズマキャラバンに乗り込み、富士山麓へと向かうイレブン。塔子ちゃん曰く「富士山まで遠足みたいなもの」とのことで、秋ちゃんと2人で買ってきてくれたお菓子を食べている皆。
私はとりあえずブラックホールの行方について調べるも、動向は不明とのことだ。
突然消えた、と宇宙開発機構ニュースで話題になっている。
……恐らく、ルカさんの言う通り…本当に希望のたて琴ことコズミックプラズマ光子砲を完成させたんだ。…お父様が、たった一人で。
……前世でお父様宇宙研究系の職に就いていたのはそれが原因だったのかな。前世を思い出してるのかは知らないし、こっちが前世なのか向こうが前世なのかもゴチャゴチャしててよく分からないけど。
でも、少なからず関係してはいそう。
ちなみにプロフィール的には、惑星キエルの現王弟だそうだ。そんな身分お高めの人がどうして一人でこんな遠くの星に…と呆れ果てる。
少しくらい相談してくれたら良かったのに、…とは思うけど。今考えたって仕方がない、…だから私は、これからの家族に目を向けることにしようと思う。
これは流石に宇宙一。
でも、全員のパワーを集めるってことは…化身みたいな要素も入ってるんだ。
そりゃ、火力はあるけど体力ないから、必殺技とかもいつどこでどのタイミングで使うか見極める必要があるといえばあるのだけども…
ーーーーー
それから、富士山へ到達する。
…山をキャラバンで登っていくと、…大きなスタジアム的な何かが見えてくる。……星の使徒スタジアム。
ちなみに、昨日隕石が富士山に落ちたってニュースになってたわけだけど、ブラックホールを食い止めた宇宙船の残り香か何かが落ちてきたのかな、…って所まで考えてはいる。
つまりまぁ、エイリア石追加とかではなさそうだし、放っておけば良いかなって思ってるんだよね。実際は分からないけど。
こんなの内密に作れてたの、ある意味凄いでしょ…
唖然とする皆に、円堂くんは声を上げる。
すると…
どこから来たのか、それとも最初から居たのか…向こうの方から響木監督が歩いてくる。
………まあ、ラーメン屋さんの人なんですけど。
というか、今まで雷雷軒休みにしてたのだろうか。
そう言って、瞳子監督を指さす響木監督。
雷門イレブンは、瞳子監督を見て驚き……
とりあえず足を思いっきり踏んづけておく(((
苗字的に半分は正解だろうけど…
完全回答で答えるなら、本当の黒幕的犯人はその隣にいる赤髪の幽霊ですよ。
ごめんけど、怒らない方がおかしいでしょうよ。
そこまで言ったら、影山零治とガルシルド・ベイハンのことまで話しちゃうぞ♡???
ただ、フットボールフロンティアの時も直前に影山零治と円堂大介さんのこと話してたなって思っただけだし。
瞳子監督はそう言い放ち、UFOを見上げる。
それに合わせ、イレブンもまたUFOの方を見上げた。
ーーーーー
キャラバンに乗って、中に入ろうとする私達。
呆れたように見てくる瞳子監督。
ハッキングしたのはあくまでもプロジェクトZについて調べる為と言いますか何と言いますか…とは言えない。
グッと堪え急かしてみれば、瞳子監督はパスワードを入力。
すると、UFOの入り口が開き、キャラバンは中にはいっていく。
パスワードを知っている監督に怪しさを募らせるイレブン。
流石にここまで来たら、疑わざるを得ないって感じではあるよね。
これはもう国と国の国際学校のように、
マジで星と星を繋ぐエイリア学園を開校するしかない(?)
そして辿り着いたのは、ロータリー的な場所。
キャラバンを止め、そのままイレブンはキャラバンを降りる。
その言葉に、皆が一斉に瞳子監督の方を向く。
あ、そっか…苗字でバレないのかなって思ってたけど、ヒロトくんは基山くんだ。
アンタじゃねぇです。
響木監督よく調べたなここまで…
というか、…世界を支配しようとするならもっと世界に目を向け給えって話ではあるんだけど…
影山零治も世界レベルというか…むしろ影山零治こそが宇宙レベルというか…。それのスパイだった君からしたら、日本如きしか見えていないエイリア学園は朝飯前(?)
夏未ちゃんと瞳子監督が目を合わせながら会話をする。
円堂くんがそう呟いた瞬間…
どこからともなく、サッカーロボットが現れた。



































編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。