絵心 甚八は、やはりイカれている。
ボクの直感がそう言ってる。
次の瞬間…黒髪でボクと同じくらいの背の子が…
開いた扉に突っ走って行った。
その黒髪の子が扉へと突っ走ると…他の子も同じ様に
扉へと突っ走って行ったんだ。
ボクは、今のままじゃ弱いからこのプロジェクトに
参加するって決意した…
だからボクも、行くしかない!…
【 ”青い監獄” 】
青い施設に来ると…スマホ,財布など私物は没収
され…1つのボディースーツだけを配られた。
因みにボディースーツには番号が書いてあり…
ボクのスーツには253のVと書いていた。
チームVの部屋に入ると…10名程の人達が
集まってボディースーツを着ていた。
なんとチームVの部屋には玲王くんと凪くん…
それに…あの駄々田のエース…舐岡了がいた。
まさか彼らもいるなんてボクは思ってもいなかった。
まさかこの3人がいるなんて…
はぁあ、ボクは強くなりたくて青い監獄に来たのに…
まさか2人も青い監獄に来ているなんて…それに、
同じ部屋だし…ボク運わるーい…
お姉ちゃんには「人に悪口を言うのは駄目だよ」って…
言われてるけど、バレなきゃ…いいよね。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!