第2話

   ik × tk
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2024/12/03 08:18 更新



     "  どうか僕に大切にされて  __ "









池崎  side  ,


髙塚 「 あ"ーー 、ほんと残業つら 」

池崎 「 大夢くん 残業なんて珍しいね 」

髙塚 「 担当の人が休んでるからしょうがないんだけどさ 〜 」


     時計の針は11時を指している 。


     こんな遅い時間まで残業させるほうがあほやと思うけどな 。


池崎 「 俺んち来る ? 」

髙塚 「 え 、いいの !? 」

池崎 「 全然ええで ! 」








     家に着いたのは11時半 。


髙塚 「 ねぇねぇテレビつけていい ー ? 」

池崎 「 いいよ 〜 」


     大夢くん は YouTube が見たかったらしい 。


     何見るんだろう 、と 大夢くん の隣に腰掛ける 。


髙塚 「 理人 ! この子可愛くない !? 」


     大夢くん がつけたのは可愛らしい小動物の動画 。


     大夢くん の方が可愛いよ 。


     … なんて言えない 。


池崎 「 可愛いな 」

髙塚 「 でしょ 〜 ? 癒されるよこの子達見てたら 」

池崎 「 自然と疲れ取れてくるなぁ 」

髙塚 「 ふふ 、良かったぁ 」


     大夢くん が一番小動物じゃん 。


     2人でずっと YouTube を見ていると 、あっという間に日付が変わってしまっていた 。


髙塚 「 今日泊まっていっていい … ? 」

池崎 「 ん 、ええよ 」
   「 あ 、パジャマとか貸すわ 」

髙塚 「 ありがと 〜 」








髙塚 「 ちょっと大きいかも …… 」

池崎 「 俺そのサイズしかない 、笑 」

髙塚 「 そりゃそうでしょ 」
   「 理人 のほうが身長高いんだもん 」

池崎 「 あはは 笑笑 」

髙塚 「 ちょっとなんで笑うの ー 、 」


     毛布の中で2人くるまって笑い合う 。


     この関係ってほんとに会社の先輩後輩 ?


池崎 「 そうや 、大夢くん って恋したことあるん ? 」

髙塚 「 恋バナ好きなの ? 」

池崎 「 んー 、まぁ気になる 」

髙塚 「 そうだな ー 、高校生の頃ね 、俺と同じくらいの背のちょっと口が悪くてでも優しい子がいたの 」
   「 その子 、" 家の農家を継ぐ " って言って転校しちゃって 」
   「 でもこのまま終わりたくないから俺気持ち伝えたけどフラレちゃった 」
   「 遠距離だけど恋人いるから 、って 」

池崎 「 なんかごめん … 、 」

髙塚 「 いやいいのいいの ! 」
   「 もう吹っ切れてるし 、他に好きな人できたし 」


     他に好きな人 ?


     きっと俺じゃないんやろうな 。


     誰 ?


髙塚 「 でも次はちゃんと付き合って幸せに過ごしたいなぁ 」
   「 この歳だし結婚 ? とかも考えなきゃだよね 」
   「 理人は ? どうだったの ? 」

池崎 「 俺は …… 」


     なんて話してたらもう時刻は午前4時 。


髙塚 「 明日も早いよね 、ほんとやだ 」

池崎 「 大夢くん が弱音吐くなんて珍し 笑 」

髙塚 「 やっぱ泊まらせてもらうの悪いし 、帰るよ 」

池崎 「 送っていこうか ? 」


     何強がったこと言ってんだよ俺 。


     もっと他に言いたいことあるだろ ?


池崎 「 もっと一緒にいたらあかん 、? 」

髙塚 「 … ごめんね 、 」


     そう言って 大夢くん は俺のパジャマを律儀に畳んで置いていった 。


髙塚 「 気づいてよね 、ばか 」


     なんて言っていたのも知らずに 。









     SnowMan  '  僕に大切にされてね  。



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