第4話

3 .
463
2024/07/23 01:51




5 .
はぁ ッッ はぁ ッ 、



家から会社まで



あまり距離は離れていないのに



何故か息が上がる



  ぽち ッ




呼吸を整えながら



エレベーターのボタンを押した




5 .
はぁ ” ッ はぁ ッ  げほ ッッ


5 .
(  今日は上司に何されるんやろ …  )

5 .
(  遅刻したからいつもより酷いことされるんやろうな ッ 、 )





ぴんぽ ー ん ッ





そんなことを考えていると



エレベーターのドアが開いた



5 .
(  行きたくない ッ )


体は勝手にエレベーターに乗り



上司のところへ向かっている
















5 .
 ッ 、 …





とうとう、着いてしまった



目の前にあるドアを開ければ



上司がいる



5 .
すぅ ー ッ  はぁ ー ッ







がちゃ ッ





上司 .
上司 .
、 チッ


上司 .
てめぇ遅ぇんだよ ッッ ”

5 .
すみませ ッ …


ぺこぺこと頭を下げる



上司 .
いつもの場所に行け


5 .
はい 、 ッ



すでに泣きそうだが



ぐっと涙をこらえた









がちゃ 、




もう今は使われていない



物置部屋に上司と2人で入る






がん ッッ



5 .
う ” ぁぁ ッッ




無言でいきなり蹴られた



やっぱり何回されても慣れない



上司 .
お前なんか ッ  死ねばいいのに ” ッッ




ごつ ッ ごん ッッ



上司 .
役立たずが ッッ




がん ッ ばしゃ ッッッッ



5 .
あつ ” ッッ



殴られ、蹴られ



しまいには熱湯までかけられた


5 .
ごほ ッ げほ ッッ



  口からは血が出ている



やけども負っている





上司 .
じゃあ、明日俺がここに来るまで物置部屋の鍵開けねぇからw

上司 .
じゃあなw





がらがら ッ



5 .
あ ” ッ ちょ ッッ …






物を置くだけの部屋だから



電気もなければエアコンもない



5 .
スマホ 、 …




熱湯をかけられた為



スマホが壊れてないか心配になった



5 .
 …  ふぅ ー ッ  よかったぁ 、



スマホは壊れていないが



見事に圏外だ


5 .
(  個人配信とかなくてよかったぁ …  )




  スマホも使えないし



何もすることがない




5 .
 …  寝るか 、




俺は冷たくて質素な床で寝た



何故かいつもより深く眠れたのは



きっと気のせい





 


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