(今日も軽く刻まれちゃった………)
ハァ………
あなた様……!
?
あぁ、堕姫ちゃんと妓夫太郎くん
いらっしゃるとは思わず………
申し訳ございません
いいのいいの!
あ、もし、貴方たちさえ良ければ一緒に話さない?
光栄です………!
あなた様………その傷は…………
あー、これね…………
無惨様の怒りを買ってしまって…………
自業自得なんだけどね
あなた様は美しいのに………
そのお顔に傷をつけるなんて………
心配してくれてありがとう
でも、私は別に死なないし、怪我もすぐに治るから
そう………ですか………
ですが、辛い時は吐き出してください
私のような鬼がこのような口を……
ありがとう………!
すごく勇気づけられたよ( ๑´•ω•)۶”
あなた様………
あ、頭撫でられたのって………
お兄ちゃん以外で初めて…………
そうなの?
ま、環境が環境だもんね………
いつか……まぁ、鬼の私が言うことじゃないけど…………
そういう身分制度が無くなる時代が来るといいわね
そうすれば、救われる人だって大勢いるはず
あなた様は…………人間にまで思いやるんですね……
……自分でも分からない
なんで人間を襲うのに抵抗があるか……
なんで人間の心配をするのか…………
…………きっと、昔の無惨様に未練があるのか………
人間の頃の記憶は………
私はあまり思い出したくないものです
だから、余計に傷つくかもしれません
そうね
忠告ありがとう
私はもう行くわね
じゃあ、いい夜を
────
(今日こそ鬼狩りを殺さないと………
また無惨様に…………)
(いや……沢山の鬼狩りを殺して、無惨様に認めてもらうんだ………!)
鬼の気配があるぞ……
しかも強そうだ………
よし!
そいつの首持ってって出世街道まっしぐらだ!
それは、私のことを言ってるのですか?
そうだよ!
甘いですね
なっ………
私は一応、無惨様同等、いえ、まだ及びませんが、近い量の力を持っている
そんな鬼に、下級の鬼狩りがかなうはずない
血鬼術、天・上弦の月
ウグァ
グァァッ
完了っと……
こっちだ!!
グサッ
グッ………
舐められたものです………
さて、この辺りはもう鬼狩りはいませんね………無限城に戻りますか……
スタスタスタ
(木の枝と枝を飛びながら移動する)
────
鬼狩りを……殺してきたそうだな
はい……
お前にしては珍しい………
無惨様に頂いた文字………
鬼弦の月に相応しくなりたいと思いましたので…………
なるほど
だが……雑魚ばかりか
(爪を喉元に当てる)
っ………
私は柱の首が欲しいのだ
ですが………柱はあの場には…………
いなかったのなら、自ら捕りに行けばいい
…………貴方様は……私を認めて下さりはしないのですね…………
なんだ?口答えするのか?
この私に………?
私はただ……貴方様に認めて頂きたいと……
貴様ごときが私に認められる?
そのようなことは、1000年早い
(あなたを投げ飛ばす)
ウッ……
心配するな
お前はまだ生きているからな
いいか?
鬼狩りの柱の首をもってこい
でなければ、私が貴様を認めることは無い(首を持ち上げて離す)
ドサッ
ハァ…ハァ…ハァ…
鳴女
ベベン
…………
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編集部コメント
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