第47話

隠した思い
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2025/09/03 06:34 更新
ロウ
これでお前達はまた旅に出るのか?
ロウ様に呼ばれて王家の庭でお茶会をしていた時にロウ様にそう言われた。
あなた
そうしたいのは山々何ですが、少々気になったことがありまして
ロウ
…?何かあったのか?
あなた
個人的なやつですよ。もう少しだけ学園に滞在させて貰います
ロウ
そうか…。何か困ったことがあったらいつでも言ってくれ。出来る限り支援するよ
あなた
ありがとうございます
私達はある程度の会話をしてから、お茶会を終えた。
あなた
あれ?トウヤ?
王家の門をくぐると、トウヤが壁にもたれて待っていた。
トウヤ
あ、話終わりましたか?
あなた
うん、まさかずっと待ってたの?
トウヤ
…いえ
目を逸らしたのが分かり、待っていたことが分かった。
トウヤ
それよりどうしてまだ滞在しようと?
あなた
…うーん、学園にちょっと気になる子がいてさ?
「今アキナに調べてもらってるんだけど」といいながら歩き出す。
あなた
ん〜、トウヤは欲しいものとかない?時間あるしどっか寄らない?
トウヤ
…はぁ?別に僕はあなたの下の名前(カタカナ)と行けるならどこでも…
あなた
え〜、行きたいところ言ってくれないとモテないぞ〜
そう言ってトウヤの頬をつつく。
トウヤ
僕は別に、好きな人だけにモテればそれでいいので…
あなた
そう?
「トウヤ顔いいから絶対おとせるじゃん!」そう言って背中をバシバシ叩く。

トウヤはどこかバツの悪そうな顔で苦笑いをしていた。
あなた
ん〜、じゃあ私"靴"みたい!
トウヤ
靴?どうして?
あなた
どうもこうも!ほら、行くよ!
私はトウヤの手を引いて。
あなた
デートだ!
その瞬間、トウヤの顔がぶわっと赤くなった。
トウヤ
んなっ…!?
トウヤ
…
心の中でため息を着く。

ため息の理由を作った本人は楽しそうに靴を選んでいた。

それも陸上とかの競技ようシューズ。

僕は本当にこの人が分からない。
あなた
〜♪
この人たらし。

なんて事を口にしたらあなたの下の名前(カタカナ)はどんな顔をするんだろうか。

きっと困ったような顔をして「え、どうしたの?」なんて言うんだろう。

未だに靴をじっくり見ているあなたの下の名前(カタカナ)を見ながらふとを思う。
トウヤ
(こっち、向いてくれないかな…?)
結局あなたの下の名前(カタカナ)はこっちを向くことなく、靴を選び終えたようで会計に向かった。

買ったのは男物の靴だった。

誰かにあげるのかな?

そう思うと胸が痛くなって、息が苦しくなってしまう。

この思いは何なんだろう。

分かったとしてもきっと、この思いは墓場まで持っていかなければならない。

そう、分かっているから。

僕はその気持ちに、気づかないふりをした。
あなた
ト〜ウヤッ!
顔を覗き込まれて反射で後ろに仰け反る。
あなた
…?どうしたの?
トウヤ
いや、何でもないです。ちょっと考え事してただけですから
あなたの下の名前(カタカナ)は感が鋭いから。

もしかしたら僕の気持ちに気づいてしまうかもしれない。

だから。

僕は笑顔を作る。
トウヤ
次、どこ行きますか笑?
どうか、気づかないで。

気づいても、何も言わないで。

もし気づかれたら、一緒には居られなくなる。

僕は、最後まで貴女のそばに居たい。

だから。

僕を、最後まで貴女のそばにいさせてください。

僕の思いを、見透かさないで。

どうか、この思いを。





墓場まで持っていかせてください。

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