
1日目昼:紫雨side
カラダサガシが始まった。学級委員会はそれぞれのチームにつくこととなった。
現在私が共に行動しているのは3年生除いた会計と生物委員会、それと三郎とユキちゃんだ。卒業生の光雲先輩とトモミちゃんは保健委員会、体育委員会、図書委員会のチームへ。流石先輩とおシゲちゃんは用具委員会、作法委員会のチームへと入った。
くのたまであるユキちゃんは、私の可愛い後輩であり、私と論先輩が此処のチームの唯一のくのたま上級生であると言うことからか、私について回るようにしている。
それが遂可愛くて撫でて仕舞えば恥ずかしなりながらも気持ちよさそうにしてくれる。
そういえば…数馬以外の3年生は一体どこへ行ったんだろう。
そんなことを考えていた私は、狼の怪しい目付きに気づくことは出来なかった。
/会計室/
紙だろうか、少しずつ身長に剥がしていけば、骨が見えた。
そして潮江会計委員会委員長はなにかを思い出したようにあっ!と声を出した。
三木ヱ門が言った瞬間、砲弾が飛んでくる。
ハラリと、壁にめり込む"それ"は…
爆発をし、辺りを燃やした。
下級生を咄嗟に庇ったときに、左目に破片が飛んで潰れたらしく、激痛が走る。
血の流れる左目を押さえながら下級生に対して笑いかける。
どうやら爆発の規模はそこまで大きくなかったらしく、左目、左手の小指が溶けていること以外は特に問題はなさそうだ。
音によって駆けつけてきた生物委員会のメンバーたちに叱りを受けて、笑うことしかできない。
下級生でなくてよかった。
私でよかった。
へにゃりと笑えば、三郎に一発殴られる。
と、引っ張られて別の場所へ連れていかれる。
その場所で、三郎が急に面を伊作先輩のものにする。
何か言いたそうにしていたが、潮江会計委員会委員長は押し黙る。
確かに何時もよりも早く、より丁寧にされている気がした。
そう言って私に頭を下げてくる潮江会計委員会委員長に慌てふためく。
……
1日目夜:くのたま長屋
部屋に、10名ほどの人数が集まる。このゲームのためか、少し部屋は広くなっているようだった。
三治郎のその言葉に全員押し黙る。
飛んできた矢文の内容は、全員目を瞑り、今回追放したい人を選べ、とのことだった。
アンケート
誰を追放する?
潮江文次郎
25%
纐纈論
13%
竹谷八左ヱ門
6%
蜂ノ矢鈴蘭
38%
藤原紫雨
19%
鉢屋三郎
0%
投票数: 16票
アンケート
続
田村三木ヱ門
20%
佐竹虎若
20%
加藤団蔵
20%
夢前三治郎
10%
ユキ
30%
投票数: 10票
2日目早朝:紫雨side
夢見が悪い。
その時、忍たま長屋から悲鳴が聞こえた。
駆けつけた、その場所は…5年長屋で。嫌な予感がした。
そこには、無惨に広がる勘右衛門の死体があった。
四肢は捥げ、目玉は飛び出ている。一方踏み出せばグチャリと肉を踏む音がする。
勘右衛門の、目玉を踏んだ。
血が全身に回り、汗が止まらなくなる。
ーーーーーー本能が告げる。
彼はしんでいると。
頭の中で、それを否定する。止まらない涙と恋仲だった死体の側に座り込み、私は絶望した。
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!