ジェル.side



今日も疲れたな…
歌い手で食っていけるのは良くなったけど、
編集が大変や

しかも、下2人おるから、結構な儲かりであるはずやけど、
十分な生活をさせられへん。


親の虐待から逃げるように家から出てきたのは俺が高校生の頃や。

駿もまだ生まれてへんかってんけど、育てられへんからって押し付けられた。

まぁそんときはもうちょっとずつ知名度上がってきてたからええねんけど

ジェルへ


SnowBerry ってとこでお前を生活させることにした。
準備して、東京のーーーーーーって所へ向かって、ななもり、涼太、照が居るはずだから声をかけろ。

康二と駿のこともよろしくな

もうそろそろ父ちゃんは死ぬ。
今までごめんなさい

など、謝罪とこれからについて書かれた手紙だった

今まで俺に反論したことが無い康二が、反論するってことはホンマに嫌なんやろな。

とーちゃんらしくないイチゴのシールが封筒に貼ってある。

17じぐらいに康二が俺の作業場にきた

俺らは、ダンボールに必要な物を詰め込み、荷造りを始める。


服や、俺の機材以外特に持っていくもんとかないから、ダンボールも4箱で済んだ。

康二の願いで、今週一週間はここにおることにした。

康二ってホントええ子やわ…

駿佑は、勉強熱心に育ってくれたし、嬉しいわ

でも、よそ様の子と過ごすってちょっと怖いな…

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あの日から1週間が立った。

東京に着いた途端、
今までにない、人混みに疲れた駿が抱っこをねだる

ちょっと歩いていったら、大きな豪邸があった。

駿はもうぐっすり俺の肩にヨダレこいて寝てる、

客間に呼ばれると、俺らが、柏原ファミリーの一員で、俺がパパ、なーくんがママになるということになった。

どうやらここには、3家族が住んでいて、

俺らの横には宮舘ファミリー、その隣には岩本ファミリーがいると聞いた。

何となく家族構成も色々書いたし、中は対面恐怖症的な子もいるから、教育も行っているも聞いた。

今日から何とかなりそうだな…