第14話

《拾壱》やさしい光り。
34
2024/06/11 12:24
If side
あの後から、
ないこが質問を投げかけてはそれに答え、
黙る、
というループが続いている。






《🎲🩷》
…研修ってどんくらいあった?



《🎲💙》
一週間……






《🎲🩷》
まじ?
早すぎ、!













明るく振舞っているないこ。





それでも、少しぎこちない返しに何故か心がえぐられる。








































気まずい………










































気まずさに罪悪感が重なって押しつぶされそうになる。
















俺がつくってしまったこの空気。


























痛々しい静寂。


























パァン!!






















その静寂を切り裂いたのは、


















《🎲🩷》
今のなし!
《🎲🩷》
気まずいの嫌なんですけど!?









ないこだった。

《🎲💙》
はぇっ、、、



変な声が出てしまう。






《🎲🩷》
せっかく歩いて帰ってんのにもったいない!!






《🎲🩷》
大事な時間をそんなんに使うの嫌じゃん!






《🎲💙》
うえっ、






口を上に引っ張られる。






《🎲🩷》
ほら!笑って!!






《🎲🩷》
人生笑ってたもん勝ち!






…そんな「人生楽しんだもん勝ち」
みたいに言われても困る。






《🎲💙》
……うん、



そう言って、ないこの手を下ろす。






《🎲🩷》
じゃあ次は俺の番!









《🎲🩷》
なんでも聞いてよ!




























あぁ、ないこは明るいなぁ…





ただの率直な感想。







































でも、今だけはないこが真っ黒な俺の心を照らす太陽のように見えた。
翡翠。
翡翠。
忘れられかけの他メン、、
翡翠。
翡翠。
忘れてはないんです!
翡翠。
翡翠。
いつか出せるように頑張ります、、、

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