レミリアは感じていた
今まで共に過ごしていたものがいなくなる感覚を
恐怖と怒りを
レミリアは、部屋を飛び出していた
続いてフランドールも部屋から飛び出した
目の前には人間がいた
レミリアは歯を食いしばった
此奴が、、、私の、、、、、大切な人を!!!!!!!
レミリアは、人間の喉笛に飛びついた
人間は断末魔を上げて倒れた
フランドールは手を強く握った
人間たちは次々と倒れていった
この姉妹の吸血鬼の怒りに触れてはならなかった
そう悟りながら......
レミリアとフランドールは嗤っていた
そして、泣いていた
ふと、その時、吸血鬼の姉妹の目にあの武器が映った
「スピア・ザ・グングニル」と「レーヴァテイン」
二人の少女はそれを手に取った
その言葉を発していたのは、本当にあの少女達だったのだろうか
口から発せられるその知識はとても10歳にも満たない幼い子供が知っているものとは思えなかった
絶望が走る人間たちに幼い無慈悲な声が聞こえた
それは終わりの宣告
つまり、死刑宣告
次の瞬間、展開されたのは弾幕
ただし、あの楽園で行われる遊戯とは違う
よけることなど不可能
つまり、不可避弾幕
その弾幕は美しかった
強い感情が込められていた
けれど.......
そこに他人を受け入れる精神の余裕と物理的な隙間は無かった
幻想郷では、ルール違反であった
でも、ここでは関係ない
だってここは幻想郷ではない
悲しい、哀しい現実なのだから....
吸血鬼の姉妹の声だけが夜空に響いた












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。