朝________________
いつも通りの教室。
…のはずなのに
空気が、違う
あなたは席に座る
誰とも目を合わせない
(……決めた)
(少し、距離置こう)
授業中
ノートを取る
いつも通り
(普通にする)
(何もなかったみたいに)
色んな所から視線が
刺さるけど、気にしない、見ない
休み時間_____
💛「あなた」
💛「今日さ____!」
あなた「ごめん、ちょっと用事ある」
そのまま、
あなたは教室を出る。
廊下を歩く
はぁ________________
(これでいい)
(関わらなければ______)
ガシッ
腕を掴まれる
💚「どこ行ってんの」
あなた「……トイレ」
💚「嘘つくな」
______ドクン
一瞬で見抜かれた。
💚「なんで避けてんの」
あなた「避けてない」
💚「避けてる」
グイッと引き寄せる
距離、近い
目を逸らす。
あなた「……今は」
あなた「ちょっと、一人でいたい」
その一言を聞いて
パッと手を離す
💚「……俺でも?」
細く絞り出す様な
小さい声。
胸、痛む
あなた「……みんな」
答えた瞬間
💚「……そっか」
でも
💚「無理」
一歩、踏み込まれる。
💚「離れるとか、無理」
低い声で言う
💚「昨日の今日で」
💚「昨日の事、何もなかったみたいにすんな」
______揺れる
昨日楽しかった、楽しかったけど。
それ以上に色々あった
だから、考えたいから
距離を取ろうとした
(分かってよ________)
その時
💜「おー、修羅場か~?」
いつの間にか、
壁にもたれてる。
💜「バレバレだよ、あなた」
笑ってる
💜「逃げようとしてる」
あなた「逃げる______とかじゃなくて!」
少し強く言う。
💜「まぁ、悪くないよ」
でも、
💜「でも逃がさないよ」
💜「だってさ」
💙「逃がす気ないし」
❤️「勝手に終わらせんな」
🩷「もう、他のこと考えて欲しくないし」
💛「いやまぁ気持ちは分かるけどさ」
💛「もう遅いよね」
皆に囲まれる
完全に______
(無理……)
あなた「……お願い」
声が
震える
あなた「少しだけでいいから」
あなた「考える時間ほしい」
あなた「このままじゃ」
あなた「ちゃんと選べない」
沈黙_______
全員、止まる。
その言葉に “選ぶ”
つまり、あなたが
誰かを選ぶ前提
空気が一気に
変わる。
💚「……この学校は恋愛禁止や」
💚「ゆっくりでええよ」
あなた「......!」
💛「つまり、卒業式の日ってこと!?」
💚「えっあー、まぁなんも考えて無かったけど」
💜「じゃー、ゲームにしよっか」
💜「その期間で」
❤️「一番“好きにさせたやつ”の勝ちってことか」
💙「へぇ~楽しそうじゃん!」
🩷「あなた、大丈夫?」
💛「えっーーと、ダメダメ」
静かに、
狂ってる提案
あなた「皆は、それでいいの…?」
あなた「傷ついたりしない?!」
不安そうな瞳で訴える
💙「昨日はごめんね、俺もうあなた傷つけない」
💙「守るよ」
❤️「傷つく?そんなヤワじゃないメンバーだろ」
💙ギクっ
💛「卒業まで、あなた宜しくね~」
🩷「いっぱい思い出作ろうね!」
💚「もう、普通にしてろ、避けんな」
全員、同意
💜「……じゃあ決まり!」
💜「期間中は俺たちの卒業式」
💜「奪うのも、落とすのも」
💜「全部アリ」
視線、
一斉にあなたへ。
💛「覚悟してね」
逃げ場、完全消失。
(あれ、これで良かったのか?……)
でも
心のどこかで
少しだけ、
余裕が生まれた気がした。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!