第3話

家虎 ”キセキ“の双子
235
2024/02/05 10:43
伏黒side
伏黒恵
疲れた…
俺は、任務帰りに、家入先生のところへ向かっていた。
伏黒恵
(治してもらったら、部屋に戻って寝るか……)
そんなことを考えながら、保健室に向かった。
保健室にもうすぐ着くころに、五条先生がいた。
五条悟
恵!お疲れサマンサ!
伏黒恵
…何ですか
不満げに答えると、とんでもないことをこの人が言った。
五条悟
あ、硝子に用があったの?今日は硝子休んでるよ
伏黒恵
は?
五条悟
硝子疲れたらしくてねー
ウケる―とか言って笑っている担任を目の前にしている俺の気持ちを理解してほしい。
五条悟
硝子はいないけど、悠仁が代わりにいるよ
伏黒恵
聞きなれない名前が出てきたから、五条先生に聞いた。
伏黒恵
誰ですか、その「悠仁」って
五条悟
硝子の双子の弟だよ~
伏黒恵
(家入先生に弟いたのか…)
正直、驚いた。
五条悟
それより、ケガしたんでしょ?早く入りなよ
伏黒恵
(あんたのせいだよ…)
イラつきながら、ドアを開けた。
お、五条か
隣にいるのは、お前の教え子だな
五条悟
やー悠仁、硝子は大丈夫そう?
悠仁といわれた人に目を向けた。
茶色の髪の毛で、短髪。
喋り方も、家入先生と似ていた。
それに俺の記憶が正しければ、2人とも隈がすごかった。
悠仁
あぁ、姉ちゃんは俺の部屋で寝てるよ
五条悟
そっか
あたかも日常のように話す大人たちを目の前にしている俺の気持ちを理解してほしい。(part2)
伏黒恵
(それより俺の部屋って言ったか?)
距離感バクってるだろ、なんてことを考えていたら、家入先生(弟)が口を開いた。
悠仁
それより、その子は大丈夫なのか
悠仁
ずっと分からないような顔をしてるが
五条悟
あ、
「忘れてた」といいそうな顔で、声を漏らした五条先生に家入先生と2人でため息を吐く。
悠仁
お前は…
悠仁
…まぁいい、ケガしてるんだろ?治すから近寄ってくれ
伏黒恵
…はい
言われたとおりに近くに行くと、家入先生は手をかざした。
伏黒恵
…はや
五条悟
だよね~!悠仁って治すの早いよね~
思わず声を出してしまうと、五条先生が共感し(てき)た。
五条先生がそう言うと、家入先生はニッコリ笑って、
悠仁
黙れ、クズ
と言った。
伏黒恵
(性格も似てるな…)
五条悟
え~、悠仁酷い~
泣き真似をしている五条先生を無視して、家入先生は俺のほうを向いた。
悠仁
他に痛むところはあるか?
伏黒恵
大丈夫です、ありがとうございました
悠仁
そうか、じゃあちゃんと休むんだぞ
自分の部屋に戻ろうとしたら、ドアが音を立てて開いた。
や、硝子いるかい?
五条悟
あれ、傑じゃん
悠仁
お、クズが2人になったぞ
入ってきたのは、副担任の夏油先生だった。
伏黒恵
何しに来たんですか
夏油傑
ちょっと、硝子に用があってきたんだが…
そう言いながら、俺たちの顔を見回した。
悠仁
残念ながら、姉ちゃんは俺の部屋でお休みタイムだ
家入先生がそう答えた。
夏油傑
そうかい、じゃあまた来るよ
夏油先生がそう言うと、家入先生が口を開いた。
悠仁
じゃあ、そこにいる白いクズも連れていけ
五条悟
え、白いクズって僕のこと??
悠仁
お前以外に誰がいる
五条悟
酷いな!
五条先生が大声を上げると、家入先生が何かを持って五条先生を指した。
悠仁
煩い、解体されたいのか?
何かとは、解体時に使うメスだった。
五条悟
すみませんでした今すぐに帰ります。
伏黒恵
(怖…)
こう思ってしまった俺は悪くないと思う。
教えて!!さしすとゆの(見た目の)第一人称


す…前髪(公式設定)
し…タバコ吸うヤバい奴
ゆ…隈ヤバい


さ…白髪しらが
し…タバコ吸うヤバい奴
ゆ…不良…?


さ…白髪しらが
す…前髪
ゆ(今の印象)…癒し、神


さ…(五条悟だ…)
す…前髪
し…大事な片割れ

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