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第1話

fw : あの結婚は何か全てがおかしかった
1,699
2025/08/21 14:54 更新
    ⚠︎  :  めっちゃ死ネタです。読む人選ぶ




    ____ 彼氏が結婚しました。

    彼から贈られてきた綺麗な封筒の中には
    たった1枚の手紙が入れられていたのです。

    参加するか、否か。 特に拒否するような
    予定もありませんでしたので、私は
    彼氏の結婚式に行くことにしました。


    
    行ってみては良いものの、
    やはり結婚式という唯一の晴れ舞台で
    ある以上皆笑顔でありました。

    私もその笑顔を見ていると自然と
    笑みが零れたほどでした。

    皆声を揃えて 「 結婚おめでとう 」と
    言う中、1人たった1人 、私の方を見て






    _____ " 知っていたの? " と言いました







 kne
  … ねぇ、あなたちゃん
  ふわっちが結婚するって  
 kne
  知ってたの?  




    ふわっち、と呼ばれる男は
    " 不破湊 " と言って私の彼氏であり
    今日ここで結婚をした彼の名前です。
   
    凄く気まずそうな顔をする
    彼の友達である " 叶サン " は
    誰よりも私の事を見てくれていました。



︎ ︎ ︎ ︎
  知りませんでしたよ  
︎ ︎ ︎ ︎
  ちっとも … ね  





    結婚式が進んでいく中、
    賑やかになっていくその風景に
    私は何か違和感を覚えました。

    主役である彼女はずっと
    ひっそりとしていて、
    何か怯えていました。

    1人、お腹を摩り顔を赤らめて
    いるのではなく、青ざめた顔で

    今の場で似合わない顔をしていたのです



︎ ︎ ︎ ︎
  お嫁さん、あんなにも  
  青ざめた顔をして …
︎ ︎ ︎ ︎
  気分が悪いのですかね  

 kne
  … 青ざめた?  
 kne
  僕は普通の顔に  
  見えるけれど





    その時は私が色盲を持っていた事もあり
    特に大事にもならず1度放置という形に
    なったのです。

    しかし、後にそれは彼女からの
    少し分かりずらい " SOS " のサイン
    だったのかもしれません。














    結婚式が終わり、帰る支度を
    している時にようやく
    彼は話しかけてきました。



 fw
  … あなた来てくれたんや  
 fw
  嬉しいわぁ、俺  




    どこかおかしい笑顔に、
    私は心から笑うことが出来ず
    愛想笑いに徹していました。

    結婚式が終わってすぐだと言うのに
    もうその場所には誰も居らず、

    ただ私達2人の式場となっていたのです。


︎ ︎ ︎ ︎
  婚姻するなら
  先に言ってよ  
︎ ︎ ︎ ︎
  別れたのに …  

 fw
  んはっ、俺なりの
  サプライズ ~ 的な?  
 fw
  あぁ、でもどこも
  サプライズとちゃうか  



    ___ まぁ、時期に俺らも結ばれる。


    何かおかしいなことを彼は口にして
    その後に葛葉達に呼ばれているから、と
  
    小走りで外に出ていってしまったのです。


︎ ︎ ︎ ︎
  … 変な人  



    誰も居なくなったその式場で
    1人、小さく呟いたのは
    今でも鮮明に覚えています。













    _________ そして、


    その翌日に、" 元 " 彼氏の奥様が
    お亡くなりになられたのだと

    私は叶サンからお聞きしました。

    死体なんて見せられる物じゃなく
    グチャグチャに、内蔵まで抉られ

    中にいた赤ん坊まで
    切り裂かれていたそうです。




    
 kne
  … そ、それと刃物から  




      「 あなたちゃんの指紋が出てきた 」






    その言葉で、私は頭が真っ白になりました。

    人間、焦れば何処かおかしくなるのは
    事実だったようです。そう、紛れもない

    ________ " 事実 " でした。





















    慌てて現場に行くと、叶サンは
    こちらに小走りでやってきました。

    その顔には焦りが現れていて、
    思い切り手を引かれ人の目立たぬ
    所へと連れていかれたのです。


 kne
  … はっ、はぁ、
  ねぇ何があったの?  
 kne
  あなたちゃんが
  殺したわけじゃ  
  ないよね?




    彼は事実確認を行いました。

    私は勿論 " 殺していない " と
    彼に伝えました 。

    叶さんは、良かったとホッと息を吐き
    しかしその手は離してはくれませんでした


 kne
  … 僕から離れないで  
 kne
  この辺りに仲間が
  うろついてる … か、ら  



    一体、彼が言う " 仲間 " とは
    誰のことなのでしょうか。

    そもそも " 仲間 " とは一体
    なんなのでしょう。

    叶さんは何者なのでしょうか。
    私はそのことだけがずっと
    疑問に思っていたのです


︎ ︎ ︎ ︎
  叶さん … あの、仲間っ、て?  





     「 … なんだここにいるじゃん 」





    少し低めな声が聞こえたと思い
    振り向くと、そこには赤髪の警察官が
    煙草を咥えながらこちらに寄ってきました

    叶さんは私を庇おうと必死でしたが、
    彼の方が力が強かったらしく

    ドンッと鈍い音と一緒に
    叶さんは吹き飛ばされました。
    吹き飛ばされた叶さんに夢中で、
    私は赤髪の彼に注意を払うのを忘れ

    簡単に捕まってしまいました。




 kne
  ___ ろ、れん !?  
 kne
  っ、あなたちゃんは  
  何も …、っ、
  やってないから  






    赤髪の彼はローレンという
    名前だったそうです。
 
    職業は見た目からわかる通り
    警備部隊に所属するのでしょうか。
    見た目の割にしっかりとした体が
    私を掴んだのです。

    痛みを堪えながら、彼は
    必死に私が冤罪であることを
    証明してくれようとしました。

    しかし、彼は聞く耳を持たず



 lrn
  ごめんね叶さん  
 lrn
  ボス・・の命令だし  
 lrn
  逆らえないんだよね俺も  















    ガチャリ、と音がしたと思えば
    私の手には本物の手錠がされており

    ガッと無理やりローレンという男は
    その手錠を引っ張り移動を強要してきました




︎ ︎ ︎ ︎
  … 叶さんの仲間  
  なんですか?





    ただ静かに歩くだけではなんだか
    なんとも言えない空気感に入っている
    ような気がして気持ちが悪かったので

    自ら話題を彼に振ってみることにしました


    彼は少し考えた後、こう答えたのです。




 lrn
  んー、あぁえっと
  仲間だけど、違う  
  みたいなさ?
 lrn
  ま、詳しいことは
  教えてられないんだけど  
 lrn
  基本仲良いんじゃない?  
  叶さんとかは特に …







    _____ 仲間なんじゃない?


    と、彼は答えてくれました。

    ならば仲間だからこその殴りなのか
    それともその " ボス " からの命令か

    彼が先程言っていた通り
    これはボスからの命令なのは確かですが



    そのボスとは一体何者なのでしょうか。




︎ ︎ ︎ ︎
  … ところで何処に
  向かっているんですか?  

 lrn
  教える義理は
  俺には無いし  
 lrn
  時期に分かって  
  くんじゃない?





    曖昧な返答と、絶妙な空気感に
    私は少し気分が悪くなりました。

    この血なまぐさい空間も
    より一層気分を悪くさせる原因と
    なっているような気がしました。



 lrn
  ____ ボス  
 lrn
  連れてきましたよ  





    2度ノックをした彼は
    確かに " ボス " と呼びました。









    ゆっくりと扉を開けると
    薄暗い部屋にポツリと光が灯っており

    元 彼氏の美しい銀髪がキラキラと
    光っているように見えました。

    そう、彼らが言う " ボス " というのは
    紛れもない私の元彼氏の事だったのです



 lrn
  んじゃ、俺はこれで  
 fw
  んー、ありがとねロレ  






    そう言って、煙草に火を灯しながら
    彼はフーと煙を吐いて
    部屋から出ていきました。

    彼と2人きりのその部屋で、私は
    先程の空気感よりもさらに酷い気持ち悪い
    空気 … 否 " 固形物 " の中に閉じ込められた
    ような気がしたのです。

    彼の瞳は私の目と合ったまま、
    逃がさない、と伝えるようにこちらへ
 
    ゆっくり、ゆっくりと近づいてきました。




 fw
  … 俺、さあなたが殺すなんて  
  思ってへんかったんよ?  
 fw
  めっちゃ悲しい、俺  






    わざとらしいその涙がポツリと
    床に接触した途端 、

    パシリ、という皮膚と皮膚がぶつかり合う
    音が聞こえました。その後、私の頬から

    " 痛み " と言うものが伝わってきました。




 fw
  俺、先に言えば
  良かったんよな …  
 fw
  油断してたわ。
  あなたはそんな人ちゃう  
  って ____ な?




    痛い _______ 。


    なぜ私は今打たれたのでしょう。
    私は打たれた頬を撫でながら
    彼をゆっくりと見上げることにしました。

    

︎ ︎ ︎ ︎
  … 私はやっていないです  
︎ ︎ ︎ ︎
  あんな残酷な頃仕方
  素人には到底敵いませんし  
︎ ︎ ︎ ︎
  私は別に貴方と彼女の
  結婚に恨みがある訳では  
  ありません … ので






    今、思っている事実を彼に伝えました。

    するとまたもう一度打たれた後
    続けて何回も、何回も、何回も 。

    彼に打たれ続けました。
    気がついた頃には口の中から鉄の味がして

    どうやら口内が切れたようでした。



 fw
  ___ はっ、痛い?  
 fw
  やめてや、アイツはな
  もっと痛い思いしたねん  
 fw
  あなたが殺したんや  
  その分の痛いくらい
  ゆっくり、じっくり
  味わえよ …なぁ!!?  




    指紋がある以上、下手に
    動くのは危険だと感じました。

    私は1人静かに彼からの暴力を受け
    気がつけば気絶していたようで

    静かな監獄の中に眠らされていました。











︎ ︎ ︎ ︎
  …… 、?  




    見知らぬところに1人になると
    やはり、驚き心臓がバクバクと動く
    ような感覚に浸ります 。

    しかし、そんなものを殺して
    私は1人与えられた少量の食事と
    今出来ることを探し 、暇を
    弄ぶことにしました。


    _____ 少し時間が経つと
    叶サンがやってきて心配そうな顔で
    こちらの様子を見てきたのです。


︎ ︎ ︎ ︎
  来てよかったのですか?  
︎ ︎ ︎ ︎
  ここは幹部の方以外
  立ち入り禁止だ、と
  先程聞こえましたけど  


 kne
  … シー  




    人差し指を口元に当て
    シー、とポーズを取りながら
    低めな声を出していました。

    彼はゆっくりと持っていた鞄から
    白い手紙を取り出して 、

    私に渡してきました。



 kne
  これ、君宛ての手紙遺書  





    _____ 遺書、と言われたのですから

    勿論1番最初に思いついたのは
    昨日亡くなった彼女のことでしょうか。

    しかし、私は彼女と接点なんて
    ひとつも無かった … のにも関わらず

    遺書まで残すなんて、と思いました。




 kne
  呼んでみてよ  




    覚悟を決めて、ゆっくりと
    その手紙を開きました。

    〝 名も知らない彼の愛人様へ 〟

    と書かれた手紙は、何故か
    私の興味を引き出してくれました。












    〝 名も知らない彼の愛人様へ 〟



    ごめんなさい、ごめんなさい、
    ごめんなさい、ごめんなさい、
    ごめんなさい、ごめんなさい。

    私には彼を止めることは出来ませんでした。
    知っていたんです、不破湊には別に
    心から愛してやまない愛人がいる 、と。

    しかし彼はわざわざその事を私には
    伝えず親の関係で結婚したんです。

    最初はとても面白い男性だ、という
    印象しか持っていませんでしたが
    一つ一つの行動に何か異変を感じたのです

    明らかにその行動一つ一つが
    別の愛人が居るような男の動きでした。
    調べてみると貴方の存在を知ったのです。

    名前は知りません、何処に住んでいるのかも
    何も知らないのですが … 貴方が彼と
    一緒にいるところだけは見ました。

    私に見せつけているような気がしました。
    そう、不破 湊が。

    これはいけない、貴方を少しでも
    助けてあげたいと自分の中の正義感が
    勝ったことで私は貴方を守るために
    必死で、必死で、必死でした。




    でも、ごめんなさい。
    どうやら私は殺されてしまうみたい。
    貴方をこちら側へと連れ込む為に … 。

    ごめんなさい、ごめんなさい 。
    私は貴方を守りたかったの。

    守れなくて、ごめんなさい。
    浮気していて、ごめんなさい。
    許してくれなくても構いません。

    でも、彼らにだけは気をつけて下さい
    それが私の願いです。

    _______ 幾田 莉寧。




    
 kne
  安全なものかどうか
  先に僕が読ませて
  もらったんだけどさ  
 kne
  これ、いざとなった時に  
  逃げる時の証拠として
  君に持っていて欲しい 





    叶サンはソッと私にその手紙を
    渡してくれました 。

    誰にも見られていないことを願い
    私はソレを受け取り内側のポケットに
    仕舞うことにしました。

    これなら、見つかったとしても
    すぐに取り出すことは難しいでしょうし



︎ ︎ ︎ ︎
  ありがとうございます  




    でも、1つだけ疑問に思ったことが
    ありました。

    何故叶サンは私たここまで
    尽くしてくれているのでしょうか。

    ほぼ最近、( 結婚式 )まで接点が無く
    会話もそこまで … のレベルだった
    私に手を貸す理由が分からなかったのです



︎ ︎ ︎ ︎
  … それと、見つからない
  うちにこの部屋から
  出ていった方がよろしいかと  






    それは悪意でも、何でもなく
    ただ彼の体を守るために思ったことでした。



 kne
  そう … だけ
  ありがとう僕も
  ここからそろそろ  
  離れなくちゃ …




    彼はそう言って部屋から出ていきました。

    その10分程経った頃夕食が運ばれてきました
    どうやら餓死させるつもりは無いそうです


 fw
  … あ !! 逃げてへんやーん  
 fw
  偉いやんあなたは  




    _____ 流石、俺のあなた。


    そう言いながら彼は持ってきた夕食を
    机の上に置き私の頭を撫でてきました。

    なんだか、変な気持ちがして
    頭の中では整理が付かない感じがしました






︎ ︎ ︎ ︎
  … ありがとう、湊  





    意味のわからないお礼を言い
    運ばれたご飯をゆっくりと口に入れました

    ごく一般的な家庭食が出てきたことに
    少し驚きながらも咀嚼し、飲み込みます。

    味も何の変哲もない回鍋肉と味噌汁でした



 
 fw
  美味し?  
︎ ︎ ︎ ︎
  うん、美味しいよ  
 fw
  … そっか  






    聞いてきた割には、随分と
    さっぱりとした返答に少し驚きましたが

    無視して、私は食事を再開しました。

    




 fw
  あ、俺そろそろ  
  仕事なんよな
 fw
  ロレにここ頼むから
  いい子にしとくんやで  





    そう言って、湊は立って
    ドアを開け出て行ってしまいました。





︎ ︎ ︎ ︎
  … 変な人  





    また、私は1人で彼のことを
    " 変な人 " と呟いてしまいました。
















 lrn
  … で、ボスが仕事だから
  俺が呼び出された感じ?  




    少し時間が経ってから、
    ゆっくりとドアが開きそこには
    昨日の赤髪の警備部隊の青年が
    ポツリと立っていました。

    昨日とはまた違った少しラフな格好で
    喋り方も圧迫感が無いような
    そんな印象が強かったと思います。



︎ ︎ ︎ ︎
  … すみません  
 lrn
  あー⋯ 別に良いよ  
  どうせ今は暇だし





    彼は " 暇だ " とそう言いました。

    私は全てのご飯を胃袋の中に入れ
    彼と話すことにしました。

    何か情報が得られるかもしれない、と
    そんな浅はかな考えから自分の知識
    コミュニケーション能力を使い切るように

    彼と" 話す " ことにしました。


︎ ︎ ︎ ︎
  叶さんとはどういう  
  関係なんですか?
︎ ︎ ︎ ︎
  昨日の話的に
  仲間である、と
  いうのはなんとなく
  分かったんですけど …  






    彼の方を見ていると
    少し驚いたような顔をしていました。

    


 lrn
  … ちょ、マ?  
 
︎ ︎ ︎ ︎
  … ?  






    いきなりラフな話し方で
    来るものですから
    こちらも動揺が隠せずに
    思い切り見つめてしまいました。

    やってしまった、と言う顔をして
    彼はゆっくりとごめんなさい … と
    言いたそうな顔をしていました。



 lrn
  … あ、えっとまず
  あなたさんってここが
  何か分かってないんすか?  





    ここが何か _____ ?

    湊が " ボス " と呼ばれている以上
    何らかのグループであることは
    分かっていました。

    しかし、その具体的な何かまでは
    理解出来ていませんでした。

    裏社会の一部ということ以外
    私は分かっていなかったのです。




︎ ︎ ︎ ︎
  裏社会である
  ということはなんとなく  
︎ ︎ ︎ ︎
  それ以外は … 特に  


 lrn
  … ここはボス " 湊 "  
  が作った ____







      所謂〝 マフィア 〟 みたいな …





 lrn
  しっかりした名前は
  無いけどね … 反社だよ  
 lrn
  まぁマフィアみたいな
  感じだと思って欲しい  

︎ ︎ ︎ ︎
  … マフィ、ア?  


 lrn
  まぁ、つまり俺らにとって  
  人が死ぬのは日常茶飯事
 lrn
  あなたさんはそれに
  巻き込まれちゃった感じ  
 lrn
  ま、運が悪かった
  としか言いようがないけど …  





    ____ あれの執着の仕方は異常だった





︎ ︎ ︎ ︎
  … あれ、とは?  
 lrn
  いーや、何も  
 lrn
  あ、それと身近な
  奴ほど気をつける
  べきなんじゃない?  
 lrn
  これ、俺からの忠告ね  




    ここからは企業秘密で言えないから
    と、彼はニコリと笑って

    靴をカツカツと鳴らしながら部屋から
    出ていってしまいました。


    ____ 彼は私が食事をしている時の
             監視役だったそうです。




︎ ︎ ︎ ︎
  … み、ぢか  




    1つ、気がかりなのは
    彼が言った " 身近な人 " でした。

    何故、そんなことを教えたのでしょう
    私にとって身近な人なんて

    もう限られていますし 、言う必要性は
    無かったのではないかと感じてしまいました


    考えれば考える程、彼の行動が
    分からなくなってきました。

    そもそも " マフィア " とは?
    何故私はこのような状況に巻き込まれたか

    様々な考えの後、今日は眠ることは
    難しそうだと思いました。



︎ ︎ ︎ ︎
  時間はあるのだし
  考えればいい … か  




    そんなことを呟き、
    私は再び布団の上に寝転がり

    ____ 1人考え事をしました。













︎ ︎ ︎ ︎
  ___ ん、?  






    どうやら考え事をしている内に
    眠ってしまっていたようです。

    私はやっとの思いで目を覚まし
    その何も無い部屋を見渡しました。

    数時間前まで無かったはずの時計
    そして、机と置き手紙がありました。




︎ ︎ ︎ ︎
  時刻は6時21分  






    思った以上に早起きをしてしまい
    私は用意された机の前にやってきて

    ゆっくりと置かれていた
    手紙を拝見しました。




︎ ︎ ︎ ︎
  … また差出人は  
  幾田さんから?  


    差出人は幾田サンだと思い
    ゆっくりと手紙を開くと

    少し雑な字で今度は
    " あなたへ " と書かれていました

    字のクセ的に湊が書いたのでしょうか。






    あなたへ


    これ読んでるってことは起きたって
    ことやと思うから、とりあえず
    そのドア鍵しまってないから
    出てきて突き当たりの階段を降りてきて。



︎ ︎ ︎ ︎
  … 突き当たりの階段  
  開いてるドア





    指示通り動いてみると、
    彼の言った通りドアには
    鍵がかかっておらず
    いつでも出入り可能な状態でした。

    私はそのまま突き当たりまで
    歩いていき、階段を降りました。




 fw
  あ、来た  
 fw
  早起きやね、賢い  
 
︎ ︎ ︎ ︎
  なんだか、
  眠れなくてね  





    事実だけを述べました。

    ここで何か隠し事をしても
    必ず彼にバレてしまうと思ったからです

    バレたらバレたで面倒くさいことが
    起きる予感しか私にはしませんでしたし。



 fw
  … へぇ、可哀想  
 fw
  で、今日の話は
  今からなんやけど  
 fw
  … まぁ、一応あなたは
  俺の嫁殺した犯人やん?  
 fw
  警察に突き出しとらんのは
  俺らがそういうグループやから  
 fw
  突き出したらん
  代わりに … さ?  









       〝 俺と結婚 、してや 〟




︎ ︎ ︎ ︎
  ぇ?  
 fw
  俺と結婚したら
  今までみたいな
  生活はさせへん … し  
 fw
  嫁殺した罪も一緒に  
  償うことになる




    ____ 私はふと、思ったのです。












    彼の、考え方が随分と狂っていることに







︎ ︎ ︎ ︎
  何言ってるの湊  
︎ ︎ ︎ ︎
  そんなもので
  罪は償えないし  
︎ ︎ ︎ ︎
  大前提に私は
  誰も殺していない  








    今、まさにあの証拠を突き出す時だと
    直感的に思い胸ポケットに
    手を突っ込みました。




︎ ︎ ︎ ︎
  ____ ッ 、?  
 fw
  んはは、あ !! もしかして  
  いま探しとるんはさぁ?
 fw
  " これ " ?  





    そう言って彼が見せてきたものは
    紛れもなく、彼の嫁の遺書でした。

    カチリ、と音がなれば
    彼は持っていたライターでその遺書を
    灰にしてしまったのです。


︎ ︎ ︎ ︎
  最低、それ湊のお嫁さんが  
  書いた遺書なんだよ?
︎ ︎ ︎ ︎
  燃やす必要あった?  


 fw
  死人の手紙なんか  
  いらんよ、いらん
 fw
  何を好んで死人の
  手紙なんか見るん?  



 fw
  それに、もう
  嫁とちゃうしさ?  






    _____ 良かったなぁ。


    と、彼はそう言って
    また頭を撫でてきました。

    何が良かったのでしょうか。



 fw
  苗字、手に入れられて  



︎ ︎ ︎ ︎
  ___ ッ  
︎ ︎ ︎ ︎
  な、なんで … ??  





    何故、彼は私が苗字を言わないのでは無く
    そもそも存在しない … ということを


    _____ 知っていたのでしょうか?



 fw
  あ、あとこれ
  今すぐ書いて
  欲しいねんけど  




    私の話を無視して、彼は
    目の前に婚姻届を出して来ました。

    当然、私は驚きのあまりサインなんて
    することは出来ませんでした … が

    彼はその様子を見て腹を立てたのでしょう




    
 fw
  何、言ったことも  
  出来ひんの?
 fw
  今、書いてって
  言ったやんな?  





    _____ 分からんの?


︎ ︎ ︎ ︎
  … 結婚してるじゃん  
︎ ︎ ︎ ︎
  お嫁さんは一昨日亡くなった  
︎ ︎ ︎ ︎
  もう少し人の死を
  悲しいものだと思ってよ  








    ____ 私はあの人の代わりにはなれない







    心が優しく、見ず知らずの人にも
    配慮ができる素晴らしい女性

    私は彼女の遺書を見てから
    彼女の代わりにはなれない、

    彼女のような女には、なれない
    そう感じていたのです。


 fw
  _____ は?  
 fw
  誰が代わりして
  なんて言ったん?  
 fw
  ローレン?叶?
  それとも … 他のやつ?  





    彼は何を言っているのでしょう。

    私と結婚をするということは
    彼女の代わりを埋め合わせする

    という考え方で
    合っているでは無いですか。



︎ ︎ ︎ ︎
  誰にも言われてない  
︎ ︎ ︎ ︎
  私が思ったことを  
  ただ言っただけ …  


 fw
  __ なんそれ  
 fw
  俺と結婚したくないん?  
 fw
  俺ら恋人やったやん
  あなたのこと愛してんの  
 fw
  ほんま、狂ってまいそうな  
  くらい愛してんのに 。
 fw
  ほら、今も … やで?  





    〝 ずっっっっっと、愛してたのに 〟




︎ ︎ ︎ ︎
  … 湊  
︎ ︎ ︎ ︎
  私ね、湊のこと
  だーいすきだったよ  




    彼との思い出は沢山ありました。

    テーマパークやら、ショッピングやら
    色んなところに回って 沢山話をする

    そんな当たり前だったら生活に
    亀裂を入れたのは湊でした。


 fw
  じゃあええやん
  俺の事好きなら  
  結婚する、で
︎ ︎ ︎ ︎
  お嫁さん、死んだね  
 fw
  … あぁ、死んでたな  
︎ ︎ ︎ ︎
  湊はなんで殺したの?  
︎ ︎ ︎ ︎
  そんなにあの人が
  嫌いだったのかな  
 fw
  ちゃう、殺したんは  
  俺とちゃうもん 




 fw
  あなたやんか  




    ____ 指紋やって、あったやんか。


    彼はそう言いましたが、
    指紋を刃物に付けるのなんて

    裏社会の彼らにとっては
    簡単に出来てしまうことです。



    つまり、何が言いたいかというと
    お嫁さんを殺したのは湊かその他の人



︎ ︎ ︎ ︎
  ううん、
  私じゃない  
︎ ︎ ︎ ︎
  湊はお嫁さんのこと  
  好きだった?




    別に、殺した犯人が私であろうと
    私じゃなかろうと今はどうでもいいのです

    湊は本当にそのお嫁さんが好きだったのか
    ということが重要なのです。




 fw
  なんで、そんなこと  
  俺に聞くん?
 fw
  聞いても意味ないやん  


︎ ︎ ︎ ︎
  湊がお嫁さんが
  死んで犯人が私だって
  言うまで動いてるから  
︎ ︎ ︎ ︎
  大好きなのかなぁって  





    また視線を合わせました

    今度は私が貴方を逃がさぬように
    じっくり、じっくりと見つめました。

    手を握って、逃げられないように
    確実に … しました。


︎ ︎ ︎ ︎
  私、湊が私以外に  
  行為を向けるの
  嬉しいんだぁ …
︎ ︎ ︎ ︎
  … うーん、じゃあ  
  質問かえるね湊
︎ ︎ ︎ ︎
  好きとかじゃなくてもいい
  お嫁さんのお名前知ってる?  





    彼はそっと口を開き
    ハッキリこういったのです。






 fw
  ___ しらん  
 fw
  俺が知ってる
  女の名前は
  あなただけ … やし  




    やはり、彼は嫁である女の名前を
    知りませんでした ______ 。


 fw
  それが何と関係あるん  
 fw
  俺が一途なん分かったやん  




        「 … 結婚してよ 」


︎ ︎ ︎ ︎
  今の湊と結婚はしたくない  
 fw
  いや、やだなんで
  俺と結婚しよ?
  な?お願いやから  
 fw
  またあなたは俺以外の  
  男のとこ行くん?  
 fw
  やっぱおれのこと嫌い?  
︎ ︎ ︎ ︎
  嫌いじゃない大好き  





    彼の言動から見られたのは幼児退行でした

    多分きっと、この状況が昔のトラウマ
    と繋がってしまって幼くなっているのです

    これはわざとですが、こうすれば彼は
    言うことをはっきりと聞く " いい子 " に
    なりやすくなるのです。

    他の人間には聞きませんが、彼には
    彼だけには唯一聞く所謂必殺技という
    ものだったのでしょう。




 fw
  うん。おれもすき  
 fw
  … きょう、一緒に寝よ  
  殴ってもてごめん
 fw
  痛かったやんなぁ、ごめん  
  ごめんな、ごめん …
 fw
  一緒にもどろ、
  二人でいとこ?  





      「 また、あいつらがくるから 」





    今の彼は多分過去と今の区別が
    まるで付いていないようでした。

    またあいつらがくる、というのは
    叶さんやローレンさんのような仲間ではなく

    紛れもない、あの両親やら同級生やら
    のことなのでしょう。



︎ ︎ ︎ ︎
  うん、今日は2人で  
  沢山お話しようね




    こうして彼をゆっくりこちら側に
    堕とすことが出来れば多分きっと
    この騒動も収まるはずなのです。

    しかし、それはとても難しいことでした
    何がどう難しいかとはまだはっきり
    してはいませんが、今回たまたま
    彼が幼くなってくれたお陰で今があります

    つまり、幼くなってくれなければ
    このようなことは決して出来ません。
    きっと打たれておしまいです。



 fw
  … 愛してる  
︎ ︎ ︎ ︎
  うん、ありがとう  





    その日は2人揃って監禁部屋に戻り
    付き合っていた時の頃に戻ったように
    くっつきながら " お話 " をしました。

    まだ、結婚は先延ばしになりそうです。




 fw
  … あなたごめん  
 fw
  付き合ってたのに
  勝手に結婚してもて  





    部屋に戻ると開幕早々口を開いたのは
    湊の方でした。 ごめん、と謝罪をしたのです

    付き合っていたのに結婚した。
    分かったことは幾田さんは許嫁であった
    と教えてくれました。この許嫁は昔からの
    ではなく今この職に就いてからの許嫁だ

    ということも詳しく教えてくれました。



︎ ︎ ︎ ︎
  さっきからも
  言ってるでしょ
  私はそれに怒ってない  
 fw
  … 怒っとらんの?  
  俺悪いとちゃう?
︎ ︎ ︎ ︎
  うん、悪い子じゃないよ  





    そうやって、何度も何度も
    彼の頭を撫で続けました。

    まるで子を慰める母親のように ____ 。

    すると彼は疲れていたのかぐっすりと
    また寝始めてしまいました。
    起きてくるのは2時間後いや
    3時間後かもしれませんが、
    私は彼に太ももを貸していました



︎ ︎ ︎ ︎
  …… 過去、か  





    思えば私と湊の過去やら出会いは
    " 歪 " そのものだったと感じています。

    出会い方も、湊の両親が捨て子の
    私を拾ってくれたものの

    毎日暴力と暴言を吐き捨てられ、結局
    何故か湊も揃って捨てられて

    気がつけば孤児院に入っていて
    私は大人にならねばと必死に頑張って
    感情を押し殺していたのです。

    反対に湊は好き放題やっている印象が
    ありました。女性と夜まで遊び
    タバコやらビールやらなんでもかんでも
    やっていて施設の方々はとても苦労
    していたように思いました。



















    ______ 数年前



 fw
  … 関係ないやん  
︎ ︎ ︎ ︎
  でも湊いい加減に
  しないと留年だよ?  




    何度言ったか分からない留年する
    という言葉 _____ 。

    結局湊はギリギリ留年しなかったものの
    大学では私と別々で完全に疎遠と
    なってしまったのです 。

    大学を卒業しても、湊と出会うことはなく
    私がそろそろ連絡先を消そうとした時

    繁華街で湊らしき人物を見たのです。
    確証はありませんでしたが、
    確実に 不破湊 であるということを
    私の頭が警鐘を鳴らしていたのです。


︎ ︎ ︎ ︎
  __ みな、と?  
 fw
  ___ ぇ、?  
 fw
  あなた、なんで、おるん  
︎ ︎ ︎ ︎
  た、たまたま通った  




    聞く話によると彼はどうやら
    ホストをしていたらしく
 
    それで今はお金を稼いでいる、と
    言っていました。

    私と湊の終わり方も終わり方だったので
    若干の気まずさを残しながらも
    私は湊と話すことにしました。



 fw
  … 待ってて、俺
  ちょっと仕事
  終わらせてくるわ  





    24時間営業のファミレスに入り
    お互いを向き合うように座りました。

    その時に何故か告白されたのです。
    別にそのようなムードがあったわけでも
    ありませんでした。



 fw
  … あの時、あんなこと
  言ってごめん後悔してる  
 fw
  俺、あなたおらんかったら  
  生きてけんのかなって
  思ってたねんずっっと  
 fw
  おらん時、気力湧かんくて  
  失敗も多いし … だから
 fw
  迷惑やったらいいよ
  断って欲しいねんけど  
 fw
  俺と付き合って欲しい  




    わがままだと言えばわがままだと
    思いました ______ 。

    でも、別に私は彼のことを嫌ってなんか
    いません、寧ろ好きな方です。

    正義のヒーローではありませんが、
    私は彼を救ってあげたいと思いました。



︎ ︎ ︎ ︎
  … いいよ  
︎ ︎ ︎ ︎
  でも、私から  
  離れないでね  
︎ ︎ ︎ ︎
  離れる時は
  一言言ってからね  





    そう、約束はずでした。

    でも、でも _______ 、
    最初に居なくなったのは湊の方だった。

    家に帰ると抜け殻となった家を見て
    私は言葉が出なかった。

    あぁ、思い出しただけでもイライラする。
    なんで湊があの日急に消えたのか。

    結局感情を押し殺して生活していると
    1つの手紙がポストに入っていて
    それが結婚式の招待状だった。
    


︎ ︎ ︎ ︎
  あ、はは  
︎ ︎ ︎ ︎
  あぁ、そう  





    私はいい子の " あなた " のまま
    彼の結婚式へと足を運びました。

    そして今は嫁を殺したと言われ
    湊に監禁されている現状でした。
















︎ ︎ ︎ ︎
  … 怒ってるよずっっと  
︎ ︎ ︎ ︎
  怒ってないわけないじゃん  







    馬鹿だなぁ、湊は。

    私はもともと感情を押し殺してただけで
    いい子なんかじゃない。むしろ悪い子だ。

    それなのに湊は残念だね、こんな女に
    執着して独占欲丸出しで ____ 。


    最初は逃げる気満々だった。
    でも、仕方ないよね湊が欲してるんだもん
    私が代わりにぜーんぶ、背負ってあげるよ

    きっと、心のどこかで私も湊も
    お互いに依存してるんだしもう何も変わらない





︎ ︎ ︎ ︎
  でもさ湊  
︎ ︎ ︎ ︎
  私ずっと思ってたんだ
  湊は人を見る目が無いって  





    うるさい独り言だったとは思う。

    



 fw
  … ぁ、?  
 fw
  寝てた?俺  
︎ ︎ ︎ ︎
  うんぐっすり  




    気がつけば湊を起こしていて
    ごめんね、うるさかったよねと
    1度謝っておく _____ 。




 fw
  いいよ全然  




    
︎ ︎ ︎ ︎
  … ねぇ、湊  
︎ ︎ ︎ ︎
  結婚、しよっか?  






    今、過去を振り返って
    自分が怒っている依存している
    ぜーんぶ、背負うことにしたのです。
    
    さっきまで嫌だと言っていましたが
    もう結婚して楽になった方がいいと

    私自身そう思ってしまったのです。
    これはきっと私が弱いままだから
    逃げてしまっただけなのですが、ね。



 fw
  して、くれんの?  
︎ ︎ ︎ ︎
  うん、私ね
  " 湊 " がいなきゃ
  ダメみたいなんだ  
 fw
  嬉しい、嬉しい俺
  あ、婚姻届持ってくる  




    そう言って、私は湊の帰りを待ちました。

    



 fw
  … ここ!もう
  名前書けば
  いいだけやから  
 fw
  えっと、苗字無いもんな  
  あなただけでええんちゃう?  





    そして、妻になる人と欄に
    私はあなたと書きました。



 fw
  … 後で一緒に  
  出しに行こな  
︎ ︎ ︎ ︎
  うん  





    ___ その日、私と湊は結婚しました。

    



 fw
  じゃあもう監禁も  
  せんくていっか
 fw
  これ鍵やから  




    そして、湊は私に鍵を渡して
    どこかに行ってしまいました。

    湊と入れ違いで入ってきたのは
    赤髪の青年のローレンでした。




 lrn
  … 結婚なんか
  しないと思ってた  
 lrn
  逃げればよかったのに  
 lrn
  あんたも馬鹿だよね  
︎ ︎ ︎ ︎
  んは、そーですか?  





    ベッドに思い切り座ると
    床にローレンさんが腰を下ろしました


 lrn
  で、また殺されるん  
  じゃないの? 
  幾田さんみたいに
︎ ︎ ︎ ︎
  んー、多分殺されると
  思いますよ、直感的に  
︎ ︎ ︎ ︎
  幾田さんを殺しても
  湊はノーダメだったけど  
  私死んじゃったら後追い
  しそうな勢いですし
︎ ︎ ︎ ︎
  私は殺されたくないので  
  もしそうなったら自殺
  しますけどねー …





    実際はそうなって欲しくない。

    幾田さんみたいにはなりたくなかった。
    でも多分、これは最初から湊が
    幾田さんを殺したんじゃなくて

    他の誰かが殺したことは確かだった。
    あんな下手くそな殺し方、湊には
    きっと出来やしないと思ったから。

    慣れていない新人が行ったのだろう。


 lrn
  ま、3週間後の結婚式
  俺楽しみにしとくけど  
︎ ︎ ︎ ︎
  なんですかそれ
  花嫁姿でも
  見たいんですか?  
 lrn
  違いますけどー??  





    どうやら結婚式は3週間後らしい。

    3週間の間で私は多分死ぬし、
    それなら最後くらい " お手紙 " でも
    書こうかなと思った ____ 。





























    _____ 3週間後








︎ ︎ ︎ ︎
  あー、はは  
︎ ︎ ︎ ︎
  やーっぱ
  そうだったんだ  
︎ ︎ ︎ ︎
  ローレンの
  言う通りだね  





    待ちに待った結婚式の日 ____ 。

    私はどうやら思っていた通り死ぬらしい
    頭がクラクラした。きっと飲んだ水に
    毒やら何かが混ざっていたようだ。

    このまま死ぬなんて情けない。
    仕方ないと思いナイフを手に持ち

    まっすぐ心臓に突き刺した。
    刺したところがカッと熱くなる。




︎ ︎ ︎ ︎
  お、てがみ
  かいてよかっ、たぁ  





    言った通り、殺されかけたら
    自殺するという約束は守れた。

    多分、私を殺したやつも幾田さんを
    殺せと命令したやつも同一人物で

    きっと湊の隣には誰もいらないと
    考えるクソみたいな真っ暗か考え方を
    する人物なんだと思った ______ 。

    だから言ったじゃん、湊は
    人を見るセンスが無いんだって。




 










 





 lrn
  ___ あなたさーん?  
 lrn
  … 入ります、よ?  







    その時目にした光景は
    にっこりと笑う綺麗な死体。

    多分、水に毒が盛られていていたんだ
    口から大量に吐血しているし、




 lrn
  あーーあ、まじ
  湊人見るセンス無い  
 lrn
  あんなサイコパスみたいなやつ
  をいれるからこんなになるのに  
 lrn
  __ で、これが手紙か  





    優しいから持っていきますよー、

    と言ってローレンは部屋から去る。
    その後に不破が入ってきて言葉を失った
    のは言うまでもなかった _____ 。




 fw
  … ぇ、?  
 fw
  あなた?  






    結婚式は予定通り行われた。

    しかしその結婚式は何か全てが
    おかしかったのだった。

    死体をこれでもかと言うほど
    優しい目つきで姫抱きして現れる新郎

    

 fw
  んは、かわえぇね  
 fw
  あなた待っててな  
 fw
  今日が俺とあなたの
  結婚 " 式 " 記念日やからな  























 lrn
  … で、これがあなたから  
  叶さんへのお手紙  
 lrn
  全部バレてたよあの感じ  






    薄暗い、部屋の中 ____

    1人彼女からの手紙をじっくり
    読む青年がいた 。

    



 kne
  あー、はは
  全部バレてたんだね  
 kne
  まぁ仕方ないじゃん  
 kne
  ふわっちに隣が
  いても邪魔なだけだし  






     " 殺されるのが当たり前、でしょ "




 lrn
  … ま、叶さんの
  言うことは正しいっちゃ
  正しいと思うんだけどさ  
 lrn
  最悪の事態も
  頭に入れるべき
  だったんじゃない?  
 lrn
  湊がどれだけ
  あなたに依存してたか  





 kne
  __ 頭には入れてたよ  
 kne
  でもふわっち
  勇気がないから
  自殺なんて無理でしょ  






    チクタクチクタク、と進む時間。

    叶は勇気がないといっていたが
    不破にとってのあなたは生きるための
    理由をくれる人物だったのだ。

    もともと不破はあなたが居なくなった途端
    自殺しようとも考えていたのだ。

    つまり、何が言いたいのか _____ 。





 lrn
  あは、もう湊は
  こっちにいないのにね  
 lrn
  叶さんも間違うこと
  あんだね意外だった  




    " 不破 湊 " も式が終わった途端
    彼女を抱きながら同じ毒を飲み
    胸にナイフを刺して同じ死に方で死んだのだ

    勿論、彼女の全てを抱きしめて死んでいた。




 kne
  なにそれ死んだってこと?  
 lrn
  当たり前でしょ
  俺は湊が死んだから
  これを届けに来たんだし  






    叶さんへ。

    今日の結婚式は何もかもがおかしかったね!

    



    そうかかれた手紙を持ったまま
    叶は慌てて部屋を出ていってしまった。

    きっと、全ての計画がぐちゃぐちゃになり
    これでもかと言うほど焦っているのだろう。

    何を計画していたのかなんて分からないが
    きっと、湊を利用してなにかをしようとした。















    後に、この事件は
    夫婦心中事件としてネットに拡散される
    こととなったのであった _____。






 lrn
  あー、まじ
  アイツら馬鹿じゃん …  






    今日もまた、1人取り残された
    元都市警備部隊のローレン・イロアスは
    不破湊とあなたの墓参りへと来ていた。

    彼がポロポロと流した涙になんて
    誰も気づきやしなかった。






    𝑭𝒊𝒏.










 Niko
 Niko
  スクロールお疲れ様でした!!  
 Niko
 Niko
  割と駄作ですすみません
  でも完結したいとは
  思ってたので完結させました  




    〈 解説 〉

    まず、最初に 幾田(嫁)が顔色が
    悪いと夢主がいっていましたが
    実際にあれは顔色が悪かったです!

    しかし、叶が気づかなかったのは
    毎日のように彼女に痛い目を見せて
    あの顔色が当たり前だと思っていたから
    僕はそう見えないけど、と言いました!

    結局殺してたのは叶です!
    叶は不破湊なら何か出来るかもしれない
    と思い不破の組に入ってきたのです。
    つまり、叶にとって不破の想い人は
    邪魔だったということです。だから
    それなら1人ずつ殺せばいいやと考え
    不破が裏社会に入ってから出来た
    仲の良い女は全員殺されていました。

    小説では出てませんでしたが、
    サイコパスな叶だった感じです 。

    夢主はローレンの言葉にずっと疑問を
    抱いていました。身近な人って誰?と
    思い浮かぶのは叶のみだったので
    きっと殺されるだろうと結局最後は
    自殺しました。叶と湊手紙はたったの1文。

    叶には上にもあった通り
    何か全てがおかしい結婚式だったね!
    湊には迎えに来てくるよね、と書いてました

    割と湊とあなたは共依存関係でした。
    


 Niko
 Niko
  自分的にも
  納得いってないが
  1.3万文字も書いたし
  出さないのは勿体ない  
 Niko
 Niko
  良ければ感想コメント
  お待ちしております ‪🥲‎  
 Niko
 Niko
  感想コメント+リクエスト
  とかあれば詳しく書いて
  下さりましたら書けます !!  

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