第16話

Even if you're a fool …
417
2026/02/12 11:19 更新









   『 カナタ ー !! カ ー ナ ー タ ー !! 』




カート .
   なんか女子便うるさくね ?   
マックス .
   すげー楽しそう   
ハル .
   あ 、そうそう … その配線を …   
マックス .
   カナちん 、ハルちゃんいけそう ?   
カナタ .
   うん 、何とかなりそう   
カート .
   ごめんマックス …   
マックス .
   何 ?   
カート .
   肩のバッテリーが切れそう ……   
ハル .
   え !?   
マックス .
   なんで !?   
カート .
   いや 、予備電源あるから
大丈夫だと思ってたんだけど
カート .
   一旦体勢崩さないと交換できないんだわ   
カート .
   … 崩していい ?   
マックス .
  いや絶対ダメでしょ !?   
カナタ .
   大丈夫かよ ?   
ハル .
   多分大丈夫 … !!   
カート .
   … 大丈夫じゃない   
マックス .
   大丈夫じゃない !!   
カナタ .
   は !?   
マックス .
   2人とも急いで ~   
ハル .
   で 、そうこれを … !!   
カナタ .
   ッ …… !!   




















カナタ .
   っしゃ !! きたっ !!   




   ガコンっと音がなり蛍光灯が一瞬点滅した .
どうやら元の電気に復旧したらしい .


良かったと安堵浸りながら
スイッチを off にして床に降りた .




カート .
   ごめん 、もう限界 …   
マックス .
   うわぁああっ !!   
カナタ .
   うおぉぉおっ !!   
ハル .
   へっ !?   




   安堵したのも束の間 ……


崩れた3人を受け止めることもできず 、
そのまま僕も巻き込まれてしまった …



















ハル .
   いった …   




   ゆっくりと目を開けると
そこにはカートの顔があった .




   【 簡易図 】


マックス (うつ伏せ) 上
カナタ ( 仰向け )   ↑
ハル ( うつ伏せ )   ↑
カート ( 仰向け )   下



カート .
   平気 ?   
ハル .
   一応 …   




   というかこの体制 、普通に恥ずかしいんだけど .


女子に見られたらどんな誤解をされるか
分かんないし …




アカネ .
   カナタッ !! 無事か !?   
マックス .
   あら ?   
ハル .
   あ …   




   一足遅かった …   

























マックス .
   違う違う違う違う … !!   
カート .
   ちょっと待て話を聞け   
ハル .
   アカネちゃん … !!   
ハル .
   落ち着いて !!    
カナタ .
   総長勘違いっす !!   




   騒々とする中に耳を済ませるとアカネちゃんの
手の中からミシミシ … という音が聞こえてくる .


想像しただけで怖すぎるっ !!
『 顔 』を握り潰されるなんて絶対嫌だ … !!




マックス .
   落ち着いて !! 話聞いて !!   
カート .
   1回この手離せって   
ハル .
   2人の頭割れちゃうって !!   
カナタ .
   総長勘違いっす !!   
アカネ .
   勘違い !?   




   僕とカナタくんの声がやっと届いたのか
アカネちゃんは手の力を弱めた .




カナタ .
   コイツらじゃ天井のダクトに   
入れないから
カナタ .
   俺が持ち上げてもらって
対処しなきゃなんなかったっす !!
ハル .
   そうだよ !!   
ハル .
   僕も巻き込まれただけだから … !!   
ハル .
   ナニもされてないって !!   
マックス .
   カナタくんが天井の配線変えて
ドアのロック解除してくれたの !!
カート .
   その後体勢崩してあぁいう   
状況になっただけです …
アカネ .
   じゃあカナタのおかげで   
みんな開放されたのか … !?
マックス .
   ヒジョーによくできた   
お子さんデス …




   少しも気持ちの入っていないお世辞を
適当に投げるマックス .




カナタ .
   まぁ俺にもできることはあるっすよ …   
カナタ .
   常に喚いてるだけが俺のっ …   




   アカネちゃんは怒りの籠った両手を離し 、
勢いよくカナタくんに抱きついた .


なんとな ~ く横に視線を向けると
もれなく全員ニヤついていた .


親バカ … いや総長バカと言った方が正しいかも … ((




カナタ .
   !?   




   それに気づいたカナタくんは何とも
言えない表情で怒りを訴えていたけれど 、


…… 怖さは微塵も感じなかった .








   『 Even if you're a fool(バカはバカでも) … 』end .




プリ小説オーディオドラマ