___2年前の夏
私は中学3年生、絶賛受験生だ
学校に行って成績取らないといけないし、将来のことについて考えなきゃいけないしすごい大変
それなのにあんな後輩がいるから…
だめだ、イライラを後輩のせいにしちゃ、
とにかく部活行かないと(美術部)
はーい
なんで2年生と共同制作なのかなぁ
1年生は入ったばっかりで仕方ないかもしれないけど…
私、明らかに2年生に嫌われてるよね…
特に彩乃ちゃんに
ダメダメ、後輩にもちゃんと優しくしないと
___
ビシャッ
また一人でやる羽目に…
彩乃ちゃんすぐ帰っちゃう
仕方ない、一人でやるか、
__ある日
ガラガラッ
バシャッ
美術部には3年生が私と結衣しかいなかった
前までは沢山いた
でも私たちが2年の時
彩乃ちゃん達に次々酷いことをされて
みんな辞めていった
それから1ヶ月間結衣がいないことをいいことにずっと私をいじめてきた
バシャッ
ボコッ
ドカッ
ギュッ
どうしよ、苦しい
ギュー
そこで私の意識は無くなった
私倒れた?
家
その時ひとつの動画が目に止まった
興味本位で見た動画
莉犬くんは私を救ってくれた
私は莉犬くんを好きになってもっと、もっと調べた
莉犬くんが私より辛い過去があるけど今こうして自分で頑張ってキラキラ輝いていることを知った
私も頑張ろうと思えた
少し私が私になったようになって、私が強くなった感じかした
__次の日
ビシャッ
今、すごく心臓がバクバク言ってて怖い
声が震えて上手く話せない
でもちゃんと言わないと
私は莉犬くんを見て自分も立ち向かいたいって思った
だから今自分が考えてることしっかり言って
彩乃ちゃんが近くにあったカッターを持ってこっちに走ってきた
もうダメだ
そう悟った瞬間
バッ
誰かが私の前に立った
その瞬間私ではなく
結衣
にカッターの刃が当たった
グサッ
そう音を立てカッターは刺さった
結衣はとても苦しそうだった
私は医学的なことは分からない
でも何となくわかる
今結衣は危ない状況だと
ダッ
そのまま結衣は目を閉じてしまった___











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。