第23話

13 #出会いは突然に
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2026/01/25 09:00 更新










🍆side









家のドアを開け、今日会ったばかりの少女を家にあげる。




🍆
🍆
(イツメン以外の女子が家に上がる日がくるなんてな...)




なんて、丁寧に靴を脱ぎ揃える彼女を見て思う。









...楓優雨。

ちょっとだけ、苦手意識を持ってしまった女の子。





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お風呂とか、キッチンとか自由に使っちゃっていいから
🍆
🍆
君が過ごす部屋はここね、後でちゃんと布団引くんで
優雨
優雨
...ありがとうございます、










...なんかね。

周りにポジティブ女子しかいないもんだから、

こういう女の子への対処法をしらんのよ。



だまって見守るぐらいでちょうどいいか、うん。




🍆
🍆
疲れたでしょ、お風呂入っといで
🍆
🍆
タオルは...黒いのが俺がいっつも使ってるやつだから、それ以外だったらなんでもいーよ





ぺこ、と会釈しそのままお風呂へと向かっていく。






...なんだかなぁ


🍆
🍆
(色々あるとはいえ、普通彼氏持ちが他の男の家泊まるかねぇ?)





分かっている。今回はやむを得ずのこと。

だから俺だって部屋を貸したし、できる限りの事は

てつだおうと思っている。

本人だって非常識だと自覚している。



しかし、しかしだよ?


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(...そもそも、好きでもない相手と付き合うなんてしちゃダメじゃない?)
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🍆
(というか、よく将太はあの中でこんな提案してきたな)



色々、思うことがある。

それを本人に言うことはきっとないし、

他のやつにぼやくなんてこともありえないけど。



ただ、少しだけ彼氏さんを同情してしまう。

たしかにこんなにも危機感のない彼女がいたら

メンヘラにもなるだろう。

しかも自分のことが好きかどうかも分からないという

デバフ付き。

正直、相手側が100%悪いとは思えない。




🍆
🍆
(...ごめんけど、俺はきっと完全に優雨ちゃんの味方になりきることは無理かもなぁ)
🍆
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(もちろん、なにか危害が加わるようなことには絶対しないけど。)





早いとこトラブル解決させちゃって、

お別れした方が良さそうだ。




🍆
🍆
(...つまみでも作っといたら食べるかな、あの子)



生ハムでも使ってやろーっと。















優雨side









...今日は、色々とやらかしてしまった。






まず、彼氏のLINEを見るのが5分も遅れてしまった。

そしてデートの待ち合わせに10分も遅刻した。

彼の"あたりまえ"にそぐわない行動をしてしまったのだ。

あそこまで怒らせたのは初めてで、正直頭が回らなかった。









優雨
優雨
...ほんと、馬鹿だなぁ





シャワーを冷水にし、頭から被るよう設置する。



少し頭を冷やしたい。




優雨
優雨
...ごめんなさい、みんな



ほぼ初対面のような方々まで巻き込んで、

一体私は何をしているのだろう。

こんなふうになるだなんて、ミリも思っていなかった。





今までもトラブルはあった。

でもここまで大きくなることはなかった。



恋や愛に理解を示せない。

別に愛されなかったとか、そういう訳では無い...と思う。

母も父も私にはとことん尽くしてくれたし、

友人にだって恵れた。





優雨
優雨
......やっぱ、無理にでも振った方良かったのかな





「好きにならなくていい」

「俺のそばに居てくれたらそれでいい」

「優雨はそのままで」



...なんて言い、何度も何度もいいよってきた彼。

断る理由も特になかったから、何となく付き合った。

今までもそれで済んだし、別れる時は穏便だった。





...たまたま、今回は上手くいかなかっただけ。





優雨
優雨
...那須さんには、どうやって詫びようかな。



やはり男性には奉仕が1番だろうか。

あいにく今の私にはそれぐらいしか礼を伝える方法がない。




優雨
優雨
...正直もう、どうなってもいい





生きてさえいればそれでいい。














(なまえ)
あなた
"偉いよ、よく頑張ったね"
(なまえ)
あなた
"お疲れ様、尊敬してるよ"











優雨
優雨
......笑顔、眩しかったな





彼女は幸せになるべくしてなった人だ。

...私とは、まるで正反対の人。










...彼女のように生きれば私も幸せになれただろうか...

...なんて、当たり前のことすぎるだろうか。









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