第37話

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2024/12/08 09:52 更新
入口はもちろん、壁側も屋上も警備員がいる
完全に八方塞がり


だと思われた
「完璧など存在しない」
前あなたの下の名前の家にお邪魔したとき パソコンから目を話さずそういっていた
「穴がないように見えて、どこかほつれている場所がある」
「そこを集中的につついてれば、」
文字を打つ手を止めて こちらを見る
「それはいつか穴になる」





あなたの下の名前が警備が薄くなるであろう場所をいくつか絞り ”穴”を開ける方法を考えてくれた
こういうときのあなたの下の名前は俺よりも頭が冴えている

面白いくらいにあなたの下の名前の予想は的中していた
警備員の目を掻い潜りながら美術館に侵入した
侵入したことすら気づかせない まさに究極な穴はない作戦



中に入るとそこは少し薄暗い廊下だった
きっとここは一階の奥
二階の一番大きい部屋に宝石はある
薄暗い道を歩く
コツ コツ
静かな廊下に自分の足音だけが反響する


警備員は誰もいない様子だった

階段を上がる
少しずつ光が見えてくる
一階部分は捨て、外部と二階に警備を集中させたのだろうか
だが、すぐ違和感に気がついた
パチッ パチパチッ
一階から聞こえる何かが弾けるような音と
怪盗キッド
焦げるような匂いがした
次回 あなたの下の名前side
視点が行き来してすみません!

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