『霧香は絶対渡さないから。』
『たとえパパを殺したとしても。』
「……ゆぅ…か」
博士:ぐ……くそッ
『話は全部聞いてた。私の復讐すべき相手は霧香だった。でもパパを殺した霧香は本当の霧香じゃない!!』
『本当の復讐すべき相手は、アンタだよ、博士さん。』
博士:……"#96usa、対象を殺せ"
「いゃ……だ…、ゆぅか……」
それでも勝手に動かされてしまう僕の体
遂には、左手にいつの間にか持っていた銃の口が、優香に向いてしまった
「ゆう……か……」
僕は辛うじて自我の残る右手で左手を操って、自分のこめかみに銃口を当てる
「ばいばい……」
『霧香!!!』
"ずっと大好きだよ……"
(パンッ











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!