鼻で笑われるのは苛つくが、仕方ない。
正直、この声があなたに
届いているのかもわからない。
あなたがどうにかしてくれるかもわからない。
ただ、俺はあいつに言った、
自分自身の言葉を信じる。
「困ったときはお互い様だろ?」
頼む、あなた……!
俺の体が、
眩しい光りに包まれてる。
体中に力がみなぎる。
体力がみるみる回復する。
あぁ……、
俺は小さく呟いたあと、
花子さんをまっすぐ見据える。
そう言うと、花子さんは
弱ってるキルハに向かって
攻撃を放とうとする。
卑怯だな、ほんと…、
情けねえよ、
俺がそう叫び、
放ったショットは
見事、花子さんに命中
「雑魚乙〜w」
スプラトゥーンで
ボコされたときに言われた、
あの”少女”のセリフが
脳内再生される。
やったよ、俺……、
お前のお陰で、
俺は生きてるんだよ…、
コウちゃん、
なんとか倒したみたいだな
モニターの光景を眺め、
私は小さく息をつく。
リオラは真剣な顔で
こっちを見てる。
ちょっと怒り気味だ。
必死に誤魔化そうとするけど、
リオラにはバレてるらしい
倒れ込んだ私を、
リオラは抱き起こす。
必死な顔のリオラを、
私は軽く弾く。
リオラはバランスを崩した。
ガッッッ



















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!