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第3話

転校生
60
2017/10/03 14:32
美月「あなた!今日って転校生来るんだっけ?」

あなた「えっ?そ、そそそそうなんですか?」

美月は「早く早く!イケメンかもぉぉぉ♥︎」と言って通学路を走っていった。

あなた(はぁ…走るのか…)

あなたは呆れながらも美月の後ろを追いかけて行った


キーンコーンカーンカーン

やっと学校に着いたと思うとなんだが教室がざわついていた。

女1「ねぇねぇ!レオきゅん♥︎出身はどこなの?」

女子生徒の一言に美月とあなたは目線を向けた

美月「あなた…あれが…転校生?」

あなた「そうだと思いますよ?」

美月は放心状態で転校生の男子を見つめていた

女2「あれ?あなたと美月!おはよ」

1人の女子生徒の声で口々に「おはよ!」と言われていた

あなた「おはようございます」

あなたは相変わらずの笑顔で答えたが美月はと言うと

美月「おは…よ…ぅ」

ボソボソと呟いた


ドンッ

出入り口の扉にずっと立っていたか誰かとぶつかった

あなた「いたた…あっ⁈だいじょ…」

?「あら?どこかで見たと思ったらどこかの泣き虫ですか…」

甲高くて透明感のあるような声

付き人(女)「大丈夫ですか?!マリ様」

お付きの人も連れていた

?「ええ…」

金髪でエメラルドグリーンのような瞳

この人は月島(つきしま)財閥の令嬢
月島 マリ だ。

マリ「…?それよりあなたさん?こんなに騒がしい理由を教えてもらえるかしら?」
美月「…くそ鬼女郎…」

マリ「聞こえてますよ。美月さん?」

美月「聴こえるように言ったの!毎回毎回あなたをいじめる行動はやめてもらえる?」

マリ「いじめるなんて人聞きの悪い」

性格が似てる。と言ったほうが良いのか2人とも負けず嫌いだ。

あなた「まぁまぁ💦…月島さん今日転校生が来たんですって!あの女子に囲まれてる男子」

マリ「そうですか。」

それを聞くと月島はあなたと美月の前を華麗に去り自身の席へ行った。

美月「まじでなんなの!あいつ!」

美月は月島を見ながら“いー”と大きく口を開けてみせた。
その隣で あなたは転校生を見た
銀髪で優しく光る赤色の瞳に
どこかで懐かしさを感じた

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