あなた「おせーぞ悟」
五条「ごめんごめん、ちょっと寄り道してたら遅くなっちゃった!」
あなた「はぁ〜〜??」
ったく、本当にこいつは。
あなた「まぁいいワ。とにかく、コレ」
五条「さすがあなた。まさか、こんなに早く宿儺の指を回収できるなんてね」
あなた「ったりめぇだろ、アタシだぞ」
五条「ははっ、そうだな」
悟と話すのは、無駄な労力を使わなくていいから気が楽だ。
八百万「あの、」
その時、八百万チャンがおずおずと手を挙げた。
八百万「皇さん、その方は・・・?」
芦田「よく言ったヤオモモ!」
瀬呂「唐突に知らねー人来て驚いたわ・・・」
確かに、A組は悟のこと知らないな。
あなた「こいつは五条悟。アタシの兄貴みてぇな奴で、最強」
五条「最強の五条悟だよ、よろしくねー」
あなた「ちなみに、次期最強はアタシな」
全員がポカンとした顔になる。
ま、そうなって当然か。
五条「それでさ、あなた。ビッグニュースがあるよ!」
あなた「ンだよ」
五条「今日から新しい同級生が来てる!」
あなた「ガチかよ!!? っしゃぁぁあ!!」
五条「ちなみに男子ね。超いい奴」
あなた「え?悟がいい奴って言うとか・・・そいつ、やっていけんのか?」
五条「灰原みたいな子だから、きっと大丈夫だよ」
その名前を聞き、ハッとする。
なら、尚更
あなた「・・・雄ちゃんみたいなら、大丈夫か」
灰原雄
アタシの中で、太陽のような存在。
その時、重大なことを思い出した。
あなた「なぁ、悟」
五条「ん? どうしたあなた」
あなた「こんなこと、本当は言うべきじゃないと思うけどさ・・・」
意を決して、質問をする。
あなた「去年、ちゃんと傑を殺したか?」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!