第12話

好き。
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2017/10/26 14:27


あなたは信じてくれた。

僕はそれだけで十分嬉しかった。




空 あのね、あなた、
  1週間、僕、ここに住んでいい?


あなた えっ、あ、そっか
   うん!いいよ!


空 ありがとう!


あなた あ、そうだ、今日何食べたい?
   1週間しかないんでしょ?
   でも今日はもうお昼だし、家で過ごそうよ。
   晩御飯は空の好きなの作るよ?



もう、かわいすぎか。

あなたありがとう。



空 そうだな……
  あなたと食べられるなら何でもおいしいけど
  ハンバーグが食べたいっ!


あなた ふふっ
   空、子どもみたい笑
   任せて!おいしいハンバーグ作るよ!


空 子どもって……笑
  ありがとう、楽しみにしてる。


  あとさ…あなたも食べたいな……




僕がそう言ったときのあなたの顔は

絶対いつまでも忘れられない。

顔がりんごみたいに真っ赤で固まって。

いとおしい、そう思った。





あなた えっ!?空……///
   何言って…………ンッ!




僕は、あなたがかわいすぎてキスしちゃった。

この続きはまた後で。

ご飯の後で、じっくり味わおうと思う。




あなた 空ぁ!いきなりびっくりするじゃん。
   と、とりあえずご飯はハンバーグで
   いいのねっ、?


空 うん!









─ 貴女side ─


もう、こんなの心臓もたないよ……///
もう12歳の空じゃないんだ。
22歳の、男の人なんだ。


私はそれを実感した。

この1週間で、私はどうなってしまうのだろう?





答えはきっと



もっともっと空を好きになる。

大切にしよう、そう思った。





あなた 空っ!好きだよ!


空 急だね笑 僕も。愛してる。
  短い間だけど、あなたを世界一幸せにする。





私たちは、10年間の隙間を埋めるように、

深い深いキスをした___

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