謎の光を追いかけて水面に向かう僕達
勢いよく水面から顔を出すと無数の小さな光が頭上に光っている
広い海原の中近くに大きな影が落ちる
めったに見かける訳でもないけど
今まで見てきた中で1番大きなそれ
その上では明るい中ガヤガヤとした話し声
陽気ではあるが少し乱暴でハチャメチャな歌声
人間...
僕は人間達にバレないように小さな声でりいぬくんに話しかける
そういうと彼は器用に船の上のふちまであっという間に登ってしまう
左手でくいっくいっと僕に来るよう合図する...
本当はダメだけど...
ほんの少しだけ…
初めてのことに少し少し好奇心が勝ってしまった
人間だ...
本当に”足”がある……
なんだかヒトデみたい…w
それか腕がいくつか切れちゃったタコw
だってタコみたいに変な動きしてるしw
あとは、
何あれwwクラゲみたいww
体の半分からしたが半円状でふわふわしたのがついててまるで
海を漂うクラゲw
人間にも種類があるんだなぁ…
バァン!!!!
大きな音が辺りに鳴り響いて
同時に空いっぱいにたくさんの光のつぶが現れ
すっとまた消えた
なんだか段々と膨れ上がる胸の中のモヤモヤに嫌な予感がして
早くここから離れたい...
そんな僕の気持ちと裏腹にりいぬくんは何故か
船の上
たくさんの人間のいる中で
ただ1点を見つめて動こうとしなかった...
視線の先には人一倍綺麗な服装に整った顔の人間…
ゴロロロロロッ。。。
いつの間にか空は分厚い雲がかかり
波は高く荒くなり始めている...
りいぬくんの手を取り海へ飛び込む
そのまま一直線に潜り進む
ピシャ!!!!ドォン!!!!
水面上の方から強い光と大きな音が...
しかもさっきとはなにか様子が...
りいぬくんは僕の手を振りほどいて来たところを急いで戻って行った
_りいぬくん視点_
荒れる海の上
大きな船は赤く光っている
熱い……
きっと近づいたら危険だ……
けどあの人は?!
必死の思いで辺りを見回す
いた!
板に捕まっていたが
見つけた瞬間力尽きたのかぱっと板から離れる
確か人間は俺らみたいに水中じゃ呼吸できない!
俺は急いで沈んでいくその人を捕まえ
水面へ上げ
気を失っている彼を知ってる限り近くの陸を目指し運ぶ















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!