第62話

第62話,夏バテ(合宿4)
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2024/06/10 12:52


今日は梟谷を担当する。

木兎 光太郎
よろしくなー!!
木葉 秋紀
よろしくー
猿杙 大和
よろしく!
赤葦 京治
よろしく
あなた
よろしくお願いします!


私がコートに入るなりみんな一斉に挨拶をしてくれる



もうネットのポールは設置されている。

すごく助かる。





何もしないのもなんだから、ネットを張ろう手を伸ばした


木兎 光太郎
あ!ネットは俺らがやる!
木葉 秋紀
そうだなー
あなた
えっ、、でも
赤葦 京治
危ないし
あなた
、、お願いします
木葉 秋紀
よし
猿杙 大和
やるかぁー
あなた
えっと、、
あなた
ドリンクとタオルの準備してきます
木兎 光太郎
おー!
木兎 光太郎
頼んだ!

また気遣われてしまった、、

ありがたいけど申し訳ない。












ドリンクを作る前にタオルをベンチに運んだ、

その頃ぐらいかな、、

少し体が重く感じたのは。

昨夜、あんな夢見たもんだからきっとストレスかなんかだろう。




気にする事はない、、

なんて思っていたのに




ドリンクを作りに水道場へ向かう途中

視界が歪んだりぼやけたり明らかにおかしい


本当なら休みたいところだけど、

今日はにいなちゃんがいないので、私が休んだら人手が足らなくなる。



そうだ、昼休憩で仮眠を取ろう。

それまで我慢だ。






水道場に着くなり、すぐにドリンクを作り始めた。

早く室内に戻りたい。

だるい体にこの暑さは良くない。

早く終わらせよう




半分くらい作り終えた

いつもなら余裕なくらいなのに、もう腕が動かない。

さっきより目眩が酷い。


あなた
、、、っ

目に映るもの全てが歪み、何がなんだか分からない。


あなた
、、うぅ

立っているのもしんどくなり、その場にしゃがみこんでしまった。

そのうち、頭が急に重くなって倒れ込んでしまった。



早く立たなくては、


水道に手をかけ、体重を支えながら何とか起き上がる。

それでもまだ、座り込んだまま。









宮 治
っおい!
あなた
、、ぇ?
宮 治
大丈夫か!?

角名 倫太郎
うわなに
角名 倫太郎
熱中症?
宮 治
顔色わるいで!?
あなた
、、?


やばい、声ははっきり聞こえてるのに理解ができない。


というか、なんで稲荷崎の人が?


んー、、わかんない、、


どうしよ、、

角名 倫太郎
んー、熱中症ではない?
角名 倫太郎
とりあえず部屋入ろ?
あなた
、??
宮 治
熱中症じゃないんか?
角名 倫太郎
んー、確証は無いけど
宮 治
そうなん

角名 倫太郎
立てる?
あなた
、、、ん、むり
角名 倫太郎
そっか
角名 倫太郎
嫌だったらごめんね?
あなた
、、?



 


何とか返事をしたけど、

限界が近かったようで、そこから視界が真っ黒だった。

でもなんか、誰かに抱えられているような感覚はあった。

きっと誰かが運んでくれていたんだ。


迷惑をかけてしまった、、

申し訳ない、



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