でも俺に好意を抱いてくれている子がいた。
りたには相談してたけど好意を抱いてくれている子とりた以外は知らなかったと思う。
あなたに相談できなくてごめん、あなたに俺のことが好きになって欲しかったから言えなかった。
好意を抱いてくれている子はあなたの後ろの席のしずおかさんだった。
しずおかさんと1日デートして、それで最後に俺のことを話した。
今、あなたが好きなこと。そしてもうすぐで死ぬかもしれないこと。
あなたより先に話しちゃって本当にごめんなさい。
でもしずおかさんのイメージも変わったよ。
意外といい子だったし、あなたの事別に仲良いわけじゃないって言ってたけどあなたと仲良くなりたいって話してくれた。
あなた、しずおかさんと友達になってね。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。