第9話

裏の顔
11,097
2017/11/18 10:41
(ガチャ)
え、鍵かけた…?
ジョングク
お前、梨花とかいう奴になんも話してねぇだろうな?
声色、名前の呼び方、目つき、喋り方
全てが一気に変わった。

昨日の恐怖を思い出す。
あなた

な、なにも話してないよ!自分から殺されるようなこといちいちしないよ…。

そう答えると、ジョングクはニヤリと笑って
ジョングク
それもそうだな。まぁ無駄話はこれくらいにして、腹減ってるから首出せ。
私は昨日吸われた噛み口を隠すために髪の毛を下ろしていた。
あなた

う、うん。

そう言って髪を片側に寄せ、首筋をジョングクの方へ向ける。
ジョングク
素直じゃん。じゃ、ご褒美に…
(チュッ…クチュッ…チュッチュッ…)
あなた

んっ!?ん…はぁ…んっ///

キスをしてきた。それも、昨日とは比べ物にならないくらい、激しく深いキス。
ジョングク
可愛い反応すんじゃん。
ジョングクは満足げに笑って、私の首筋に牙をたてた。
あなた

んっ、、

痛さには、早くも少し慣れていた。全く痛い訳では無いが、耐えられる。
ジョングク
あなたの血…やっぱ美味い…。
ジョングクは機嫌よく血を吸っている。いやらしい音をたてながら。
あなた

んっ、、はぁ、、、

しばらくして、首筋から牙が抜かれた。噛み口からトクトクと流れ出る血も残さず舐めている。
あなた

ぐ、ぐく…くすぐったい…///

ジョングク
うるせぇ。我慢しろ。
こうして、ジョングクは血が固まるまでしっかり舐めた。
ジョングク
ごちそうさま。いつでも呼び出したら来いよ?またご褒美やるからな。
あなた

/////

(ガチャ)
ジョングクと私は手を繋いで、また仲良く演じながら教室へ戻っていった。

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