私は、幼なじみの悠太に4ヶ月前告白された。
悠太は、普通にカッコイイ、上級生からは休み時間になる度に話しかけられていた。
私は、そんな悠太に焼きもち一つ妬いたことはない。悠太と同じく幼なじみの七海に理由を聞かれた。
「だって悠太の中で私が1番かわいいってのは、わかってるこだもん!」
私は、自信満々に答えた。
そうしているうちに何日かが過ぎていった。
七海と私は、女子バスケ部に入った。
私達は、何日も何日も部活に時間を費やした。
久しぶりに悠太と一緒に帰っている途中悠太が足を止めた。振り返ると悠太は、ポツンと1人で立っていた。
「どうしたの?」私は、尋ねた。
「手でも繋ぐ?」悠太は照れくさそうに聞いてきた。私は、「うん!」と言わんばかりに頷いた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。