『...これが私とカルマの別れ話です』
私が話終えると、カエデにハンカチを差し出された
『え?なんで...』
言ってから気がつく
『私...泣いてるの...?』
ビ「まだ好きなのよ。その涙が物語っているわ」
不「昨日、何か感じたこととかなかった?」
『...居心地よくて幸せだった』
茅「まだ好きなんだよ!やっぱり!」
『私...カルマが...好き...?』
その言葉を口にすると、胸のモヤモヤが晴れた気がした
ビ「誕生日プレゼントはどうしたの?」
『多分まだあります...』
中「よし!」
莉桜はカバンからスマホを取り出し、何かを始めた
その数秒後、みんなのスマホが一斉に鳴り出した
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!