あなたside
…やってしまった…
私は今、恵美まどかさんという人に電話をかけています。
今日は電話できないって言われてたらしいのに…
実はこれには訳があって…
数分前。
そう思って私は外へ出た。
お寿司が食べたくなったため、普段使わないと書いてあった道を使ったのが間違いだった。
その道は結構速いスピードで走る車が多いらしく、
そんなことを全く理解していない私は…
プップー!
キキーッ
勢いよく突っ込んできた車を避けようとして、足を挫いてしまった。
そんなこんなで生活が不自由になってしまったので、
メモの通り、「困ったら恵美さんに電話をかける」を実行している。
今日は電話に出れないのだからやはり無理だろう…
誰か他の人…
頼れる人もいないので、諦めて家にこもっておこうと思った。
心のどこかにある寂しさを誤魔化すように私はそばにあったぬいぐるみを優しく抱いた。
まどかside
今日は電話ができないと伝えたはず…
なのに、なんで…?
まさか、緊急事態なのか?
でも、今は誠一も健三も依頼人もいるから…
くそっ、どうする?
どうする?でも、もしあなたに何かあったら…
…なんとも言えない…。
ごめん、あなた。
君のこと、みんなにばれちゃいそうだ。
心配と恐怖が混ざった僕の顔は、一体どうなっているのだろう…
誠一も健三も。みんなびっくりしてる笑
僕が女性と毎日連絡をとっているなんて、びっくりだろう。
本題だ。
心配で心配で仕方がない。
今までの僕とは比べ物にならないぐらい人が変わってるな笑
人のことをたくさん心配し、たくさん愛する。
人間に失望し、失望した自分に飽きていたあの頃が嘘みたいだ。
どうしよう…依頼もあるけれどそれよりあなたが心配だ。
ご飯を食べるのは外に出なきゃだし、他に頼れる人もいないのに………
大切な人が何かあったら心配になる。
僕はもう、あなたに夢中になっている。
他のことがどうでもよくなるぐらいに。
さぁ、どっちを優先しようかな…
やばい、地味に久々だからちょっと口調忘れてるかも…
ちょ、まじでごめんなさい
今回は特にお知らせとかないんで、これにて退散
ではまた👋













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。