第13話

#11
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2025/10/08 01:49 更新
あなたside




…やってしまった…




私は今、恵美まどかさんという人に電話をかけています。




今日は電話できないって言われてたらしいのに…




実はこれには訳があって…
数分前。
あなた
あ、お昼ご飯食べに行かなきゃ…
そう思って私は外へ出た。




お寿司が食べたくなったため、普段使わないと書いてあった道を使ったのが間違いだった。




その道は結構速いスピードで走る車が多いらしく、




そんなことを全く理解していない私は…




プップー!
あなた
え?キャァァァァァ!
キキーッ
あなた
痛っ…
勢いよく突っ込んできた車を避けようとして、足を挫いてしまった。
そんなこんなで生活が不自由になってしまったので、




メモの通り、「困ったら恵美さんに電話をかける」を実行している。
あなた
…全然でないな…やっぱり忙しいのかな…?
今日は電話に出れないのだからやはり無理だろう…




誰か他の人…




頼れる人もいないので、諦めて家にこもっておこうと思った。




心のどこかにある寂しさを誤魔化すように私はそばにあったぬいぐるみを優しく抱いた。
まどかside




今日は電話ができないと伝えたはず…




なのに、なんで…?




まさか、緊急事態なのか?




でも、今は誠一も健三も依頼人もいるから…




くそっ、どうする?
踏分誠一
恵美、誰からや?
神柴健三
電話に出てもらって構いませんよ…?
依頼人
私のことは気にせずに…!
恵美まどか
そういう問題じゃないんだよ…!
どうする?でも、もしあなたに何かあったら…
踏分誠一
なんかやましいことでもあんのか?
…なんとも言えない…。




ごめん、あなた。
恵美まどか
【もしもし、あなた。どうしたの?】
君のこと、みんなにばれちゃいそうだ。




心配と恐怖が混ざった僕の顔は、一体どうなっているのだろう…
あなた
【あっ、あなたが恵美さん…ですよね?】
恵美まどか
【うん、そうだよ。】
あなた
【そうですか、すみません覚えてなくて…】
恵美まどか
【ううん、大丈夫。毎日だからね笑】
誠一も健三も。みんなびっくりしてる笑




僕が女性と毎日連絡をとっているなんて、びっくりだろう。
踏分誠一
ま、毎日?
神柴健三
誠一くん、静かに
あなた
【ありがとうございます…笑】
恵美まどか
【それで、なにかあったの?】
本題だ。




心配で心配で仕方がない。




今までの僕とは比べ物にならないぐらい人が変わってるな笑




人のことをたくさん心配し、たくさん愛する。




人間に失望し、失望した自分に飽きていたあの頃が嘘みたいだ。
あなた
【実は…私足を捻挫してしまいまして…】
恵美まどか
【っ!大丈夫?!】
踏分誠一
なんかようわからんけど恵美が女性をめっちゃ心配しとる
神柴健三
一体誰なのでしょう
あなた
【あ、はい…それで、困ったら恵美さんに電話をかけろ、とメモに…】
恵美まどか
【そっか、よかった…】
どうしよう…依頼もあるけれどそれよりあなたが心配だ。




ご飯を食べるのは外に出なきゃだし、他に頼れる人もいないのに………




大切な人が何かあったら心配になる。




僕はもう、あなたに夢中になっている。




他のことがどうでもよくなるぐらいに。




さぁ、どっちを優先しようかな…
やばい、地味に久々だからちょっと口調忘れてるかも…

ちょ、まじでごめんなさい

今回は特にお知らせとかないんで、これにて退散

ではまた👋

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