山梨 あなた。
ほんまにウザイ。なんで?愛弥じゃあかんの?
愛弥方が可愛いし、頭もいい、スタイルも良くて、全てよし。
なのに、なんで?
廉くんはなんで、愛弥のところにこんの?
なにがあかんの?
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あなた:おはよ!廉!
廉:おぅ!あなた!
あなた:昨日な!〜
なんで?あんなにあなたの前では笑うん?
しかも、幸せそうに。
ウザイ。違う。うらやましい。
あなたはなんでそんなに愛されてんの?
??:ここでなにしてんの?
はぁ!高橋 海人。
愛弥:いや、これは、ごめん。
海人:まって、ごめん違うじゃん。
愛弥:もー、帰るから。
海人:どうせ今日も学校休むんでしょ?
愛弥:うるさい!
海人:もしもし?おはようございます!マネージャーさん!
あのですね、学校に仕事入ったって嘘ついてもらったら困ります?
はい。急用で。
ありがとうございます!
お疲れさまでした。
愛弥:もー、いいでしょ?
海人:ダメだよ!せっかく休みにしたんだから!付き合ってもらわないと!
愛弥:えっ?
愛弥:急になんなん?
海人:ちょっと気まぐれ笑
愛弥:なにそれ。
海人:水族館いこ!
愛弥:急になに?
海人:俺、水族館好きだから!笑
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海人:ほら!みて!
愛弥:き、きれー
海人:ね?綺麗でしょ?
愛弥:う、うん。
海人:笑笑
愛弥:…。
海人:みんなと仲良くしたかったんでしょ?
愛弥:え?
海人:廉のこと好きだったけど廉の心はあなたにいってるって知ってちょっといじめたんやろ?
愛弥:…。
海人:そうじゃないのん?
愛弥:…。
海人:廉にあんなこと言われちゃったから行きずらくなったんでしょ?
愛弥:うん。
海人:笑笑
素直だね笑笑
愛弥:笑ってらあかん!
海人:笑笑
いいんじゃないの?かわいいじゃん笑笑
愛弥:チャラ男。
海人:廉と一緒にすんなー!
愛弥:廉くんのこと好きだったよ?だけど、海人くんの言う通り。
廉くんの心はあなたちゃんにいってたからもう行けないって思ってた。
だから、ちょっといじめちゃおって思った。
ごめん。
海人:俺に言うことちゃうやろ?
愛弥:え?
海人:明日、学校おいで?
愛弥:…。
海人:よし!色んなとこいこ!
海人くんはむっちゃ優しい。
愛弥が絶対悪いってわかってても優しくしてくれる。
海人:はい。プレゼント!
愛弥:えっ?
海人:明日きてね?
じゃーね!
明日きてね。だって。
行っていいのかな?…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。