ーーーーーーー学校にてーーーーーーー 陽和目線
線
おはよ!
なんかね?今日涼介くんに呼び出されちゃった…
何だろ?
うっそーーーー!って
涼介くんあなたと付き合ってるんじゃなかった?
私はね?考えたの大貴くんがダメなら
私が涼介くんと付き合っちゃおうって
決めた…陽和は涼介くんの彼女になるんだって
あなたが大貴くんの事を陽和に渡そうとしないから
涼介くんはぎゅーッと固く抱きしめてきたの
ーーーーーーー下校時刻ーーーーーーーあなた目線
私はいつも涼介に家まで送って貰ってるの
なのに今日はいつもより来るのが遅い
私はお兄ちゃんがめっちゃ走ってきたから
私も走り出しちゃった…
一緒に帰る約束してたの!って言おうとしたら
お兄ちゃんが突然抱きしめてきたの
ーーーーー下校時刻の少し前ーーーーー 大貴目線
ってふと呟いたら
涼介と陽和ちゃんが歩いてきたんだ
え?涼介はあなたと帰るんじゃなかったのか?
てか陽和ちゃんはあなたの友達なんじゃ?
てか!これあなたがみたらやばいじゃん!!
俺は走って校門に向かった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。