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第1話

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2024/07/30 00:00 更新







少女は空を舞った
幼い頃夢見た事を思い出しながら
絶望に包まれ落ちて行く
例え夢見ても落ちて行った先で待っているのは
硬い地面酷い現実だけ
生きる事を停止させる事を選んだその身体は
墜落しながら今何を思う







身体中が痛い…
それはそうだ
だって私は落ちたんだもん


…あれ
落ちたのにどうして意識があるの…?
それに…痛く…ない……?
よく見たら落ちてもないし…
︎︎
…死んで…ない?
時間が…落ちる寸前で止まってる…?
そんな漫画やアニメみたいな事起きる…?


︎︎
起きたのかい?大丈夫?
誰だろう…綺麗な人だな…
︎︎
っあ…あの…私が見えて…るんです?
︎︎
うん、見えてるよ
大丈夫
じゃあやっぱり死ねなかった…?
じゃあ何で体が痛くないの…?
︎︎
大丈夫かい?
落ち着いて私の話が聞けるかい?
︎︎
あ、は、はい…
︎︎
雪乃ゆきのかなで
君は両親からの虐待に学校での虐めが原因で自殺したみたいだね
雪乃 奏
…そうです
︎︎
私も神としての仕事があるからね
自殺した者には罰を下さないと行けないんだ
あんな世界と離れたいから
解放されたいから自殺したのに…?
雪乃 奏
貴方達が私達なんて作るから苦しんでこうなったのに…?
︎︎
…それはすまないね
雪乃 奏
それに私はまだ何故か死んでない
地面にぶつかる寸前で止まってる
︎︎
君と話す為に少し時間を止めさせてもらったよ
雪乃 奏
…死ねそうなのに邪魔しないでもらって良いですか?
︎︎
…勝手にではあるけど
君に話したい事を話させてもらうよ
雪乃 奏
︎︎
私達神は沢山の世界を作ってそこを管理している
しかし、君達では行けない見えない所にある異世界…魔法界かな?君達で言うなら
雪乃 奏
魔法界?
︎︎
そう、そこでは魔法を悪用する者が現れた
雪乃 奏
少し考えれば魔法を悪用する人が現れるって普通分かりますよね
︎︎
…で、向こうの世界での住民は一部を除いて魔力が弱まったりしている
︎︎
だからこっちの世界…君達に向こうの世界を救って欲しいんだ
雪乃 奏
私じゃなくても良くない?
︎︎
それはそうなんだけど
強い憎しみ、未練、若さ等等が大事なんだ
︎︎
君は若さと憎しみが強いんだ
あちらで適応出来る
︎︎
それに、こっちの世界は疲れてるんじゃないのかい?
雪乃 奏
…そうですけど
︎︎
君達以外に何人もあっちに送られてるが…皆無事では無いんだ……
︎︎
お願いします…勝手なのは分かってるので、どうか、あの世界を、私達を助けてください……



雪乃 奏
…私は助けてって言っても
助けて貰えなかったのに?
︎︎
…ッそれはすいません……
雪乃 奏
世界を助けて、何があるの?
私のメリットは?
︎︎
…分かりました
世界を救ってくださったら
願いを1つ叶えましょう
雪乃 奏
1つだけ?
︎︎
私はランクが高くないので…これ位しか出来ません……しかし!その代わりとして何でもです!何でも1つ叶えます!!
雪乃 奏
…復讐に使っても良いって事?
︎︎
…ッはい
雪乃 奏
……なら、良いよ
︎︎
ホントですか…!
ありがとうございます…ッ!
︎︎
あちらへ送る為の準備なら出来ていますので…また何時か会いましょう…!
















時間は再び動き始め


ドンッと何かが潰れる音が響く
『これでいいんだ』
少女の声が聞こえた気がした









︎︎
…しまった!
︎︎
彼女に大事な事言うのを忘れてました…
︎︎
どうしましょう…
︎︎
自殺した罰として最弱地位からスタートなのを…伝え忘れるとは……
︎︎
仕方ありません…!
使い魔の追加をしなくては…
︎︎
それと…他の転生者候補を探さなければ…!
︎︎
雪乃さん…すいません……!
何時間か意識無い状態で待たせる事になってしまいそうです…!
︎︎
急ぎます…!







続きは衣桜ver.になります

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