先ほどまで寝転んでいた場所から立ち上がり伸びをする。その仕草は念子そのものだった。
煙草を咥えながらゆるい雰囲気で説明を終えた、現番犬のナベリウス。剃っていない髭のせいか、老けて見える。
召喚を終えてオペラと合流し感想を添えて話す。オペラの目の前には血塗れで一部腫れている不良生徒が積まれていた。
腕を掴まれてその山と反対側の出口に向かって走るオペラ。その速さについていけるフォルティルもフォルティルだが…。
理事長室の一部。そこにお邪魔してオペラとお茶をしていると……
そうフォルティルが言った途端に土下座をする彼。オペラは気にもせずお茶を飲み続け、フォルティルは彼の背中を足で踏みつける。もちろん羽管は避けている。
手を握って鋭い目付きで見つめるオペラ。それに怯え怯んだのか、理由を話してくれた。
話を聞けば、有名悪魔にコネを売って人生楽したいらしい。下心丸出しでいっそ清々しいと思った。
放課後、屋上で黄昏れていると後ろから上級生が殴りかかってきた。余裕で避けたフォルティルだが、上級生は構わず殴りかかる。
無口頭魔術で彼らを地にねじ伏せた後、フォルティルは持ち運んでいた小型ナイフで滅多刺しにし、その場を後にしようと踵を返そうと振り返る─────と、
そう、昔から言われ慣れてきた言葉。今となっては気にならない。
二人は多少の笑みを浮かべ、血溜まりを避けながらその場を後にした。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!