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それから3日目、4日目と日がすぎて男装生活も残り5日に。
『しんどくない?』
「んー、だいじょぶ。」
顔が常に赤く、息も荒くてうわ言のように返事を返す。
実は昨日から熱を出していてずっとこの状態。
『病院...』
「やだ。市販でいい。」
何故かわがままだし...!
冷えピタの感触が嫌いと言う玉森さんのおでこには濡れタオル、
暑いと言うから上半身は裸、
雑炊やおかゆを食べたくはないらしく、フルーツを隣で剥いて小さく切って口に運んであげる。
『お母さんになった気分。』
なんか、看病してあげるっていいな。
苦しそうに眠る玉森さんの首をタオルで拭いた。
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横「涼~、裕太の調子どう?」
あれから玉森さんが熱を出してから、かなり頼りになって仲良くなってしまった
『ん?まだ熱高いかな。寒くはないみたいだから上がることはないと思うけど。』
横「そう?」
『うん。』
ぼーっと玉森さんを見つめていると横尾さんが言った。
「君は裕太が好きなの?」
『...へ?』
すやすや眠る玉森さんから横尾さんに目を移した。
...今、なんて??
混乱した頭では女だかバレたことではなく、玉森さんを好きかどうかを考えていた。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。