第87話

#2-42
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2026/01/04 09:00 更新





あの電話が来てから、
5ヶ月後



















11月18日



















亜白ミナ
有給?いいぞ、ゆっくり休め
.保科宗四郎
えぇ、ありがとうございます

















立川病院とかかれた看板にひとつの影が横切る
















.保科宗四郎
…すんません
西山
あ、ほ、ほほ保科様……えぇ、どうぞ




ここにはあなたの下の名前がおる





防衛隊で預かればもっといい治療ができる




でも、













あの名前は使えん




やから事情を知っとるであろうここに寝かした







でも、未だに目は開けとらん



















ベッドの上に包帯が巻かれて、その上からチョーカーのようなものが付けられている







この事情も聞いた…









.保科宗四郎
…あほ
.保科宗四郎
僕を置いていかないんやろ…



そう言う自分










でも、合わせる顔がない




目覚めてほしいけど、目覚めたらどう反応すればいいかイマイチ分からない







寝たきりになってから5ヶ月…
もう無理なんかな











ほんまに、あの別れ方で終わってまうんか…















窓から吹く冷たい風が顔を強く叩く




それがより一層孤独感が強調される










.保科宗四郎
…待っとるから
.保科宗四郎
一ヶ月、一年、十年……ずっとやから
.保科宗四郎
僕、ここに通い続けるから…
.保科宗四郎
やから、やから……















































.保科宗四郎
またあの笑顔で僕の名前を呼んでや…!!!


























???side















あれ、ここは何処だ…?


真っ暗だ




いや、違う。目が開けられないだけだ

…おぉ、手足も動かない




意識だけある感じか



耳は?……




??
〜〜…!


んー、聞こえるけど…

まぁ、いずれ戻るだろうな








てか、私はどういう状況だ??




たしか…たしか





エリンギみたいな頭してる怪獣にフルボッコにされたな



そうしたら、宗四郎がやってきて……












え、死んだ???




これ、走馬灯?え?まじ?

私、え、?



これ死んだのか?ウケるんだが






いた"っ



皮膚感覚が戻ってきたか?

じゃあ生きてんのか





てか!!



全身めっっっっちゃ痛ぇ………!!!!!




喉!!かーーっ!!スースーするようで血の味もしなくもない!



腹の辺りもズキズキする




左腕なんか痺れてる感覚するぜ?
こんなの、しばらく使えねえよ

多分、全身の筋繊維とかボロッボロだろうな



骨もなぁ…


かなり吹っ飛ばされたよな




アイツ強いんだよな


まともな武器あったら別だがな。私が圧勝に決まってる。多分




























何日、何ヶ月経ったんだろうか

ずっと暗闇のままだ





でも、寂しいとは思わない




なぜなら







保科宗四郎
…待っとるから


宗四郎がずっと居てくれる


耳もある程度聴力が戻った





まぁ、意識戻ってること知らんと思うけどな


知ってたらこんな恥ずかしいこと言わなぇだろうよ







右手に、何かが握られる感覚が現れた





















…これを握り返してやれれば良かったのにな





握り返せるとは思ってないものも、握り返そうと意識した














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