第15話

 013 ¦ 極寒
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2026/07/18 08:00 更新
















   
あなた
   さっむ  ……   





   想像以上の寒さに思わず
   無陀野先輩から借りた上着をぎゅっと握る .

   彼から借りた上着は私からすれば
   ぶかぶかで , 隙間から冷んやりとした風が通る程 .




あなた
  この極寒の中で … か  





   かといって上着を脱ぐのも先輩に申し訳ないし
   何よりある方が充分良い .

   無い方が私はこの極寒に耐えられかねない .




あなた
  ( 先輩達は寒くないのかな )  





   私のすぐ前を歩いている2人の先輩 .
   彼らは雪山に入ってから1度も寒そうな
   素振りを見せていない .

   猫被り先輩に関しては猫みたいな人だから
   勝手に寒い場所は苦手だと思っていたが
   元気そうである .

   それは唯 強がっているだけなのか ,
   普通に寒くないのかは分からないが前を歩く
   その真っ直ぐな背中は不覚にも頼もしいと感じた .




あなた
  声 、聞こえてきましたね  





 猫咲
   そうだな   





   会話はそれ切りで終わった .

   続く話題が思い浮かばなかったのか ,
   生徒が近くにいるからかは私も先輩も分からないが
   別にこのたった二言だけで会話が終わっても
   特に何も不快に思わなかった .

   否 , むしろそれくらいの距離が
   お互いに一番居心地がいいのかもしれない

   …… とか考えていたが急に先輩が私の方を向いた .




 猫咲
  …  お前ってさ 、
  無陀野が好きなのかよ  
あなた
  …… はい ??  





   彼 は 何 を 言 っ て い る の だ ろ う

   生徒と本人である無陀野先輩が近くに居るのに
   何故急にそんなことを聞いてくるのか




あなた
  私は先輩のこと恋愛対象として  
  見てませんけど …… ??





   私がそう平然と言うと彼は
   プツンと糸が切れたかの様に盛大な溜息を着いた .
   何をそんなに緊張していたのか理由を聞くか
   迷ったが , とうとう生徒達の付近に来た為やめた .




あなた
  ( 言い争いしてませんか ??? )  





   黒マスクの金髪男子と眉ピ男子が何やら
   口喧嘩をしているようだった .




 矢颪
  全員で ? なんでだよ  
  足手まといになんだろ !  
 皇后崎
  お前が足手まといに  
  ならなきゃいいけどな  





   事前に生徒達のことを聞いていたから
   誰が誰かは何となく判断が着く .
   
   まだ話してすらないが2人とも物騒だなと思った .
   無陀野先輩は普段どのように授業をしているのか
   少し気にもなった .




 無駄野
  お前らの鬼の身体能力なら  
  登頂自体は簡単なはずだ  
 無駄野
  だからそれを邪魔してもらう  
  奴らを呼んだ  





     「 来い 」

   無陀野先輩の呼びかけと共に
   猫被り先輩 , 印南先輩 , そして私の順に横に並ぶ .

   そして軽く自己紹介を済ませた .




 無駄野
  この3人に山頂ゴールを  
  邪魔してもらう


 無駄野
  ちなみに3人とも  
  現役の隊員でもある  
 無駄野
  血の使用許可もしている  
  お前らも血を使いゴールしろ  





   無陀野先輩が一通り説明し終わった後 ,
   先輩は青髪の男子の方を向いてこう言った .




 無駄野
  わかってると思うが四季  
  鬼神の力は使うな  
 一ノ瀬
   うっす   





   なるほど … 彼が噂でよく聞く鬼神の子 ,
   一ノ瀬 四季くんかな

   彼がどれ程鬼神の力を使えるかはまだ
   よく知らない . だけど , 私は彼には興味を持った .









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  30巻読んですぐ書き上げました  
  遅くなってすみません🌀





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