第4話

#3
85
2026/03/15 15:19 更新
なおきり
















ガヤガヤ

周りがやけにうるさい

こっちは今気持ちよく寝てたんですよ

僕は重い目を開けて起き上がり、周りを見渡した
no
い"……たく…ない?
確かに刺されたはずの腹を見るとそこには怪我一つ無かった
no
僕……生きてる…?
そう小さく呟くと
生きてる訳ないじゃん笑
いきなり後ろから話しかけられた

僕は体をビクッとさせ、振り返った
no
あ、貴方は……?
ん?俺?
俺の名前は__
jp
じゃぱぱだよ
そのじゃぱぱっていう人…?は恐竜みたいな見た目だけど、頭には角が生え、背中には黒い羽が生えていた……え?
no
な、なんで角と羽が……?
僕はおずおずと聞いた

別に今日はハロウィンっていう訳でも無いと思うし……
jp
え?だって悪魔だもん
あ……く……ま……?
あ…く…魔…?

悪…魔…?

悪魔……?
悪魔ってなんだ?

ん?いや、悪魔というもの自体はわかる

悪魔ってあれですよね…?

あの魔界に居るっていう奴ですよね?

あれ?地獄だっけ?まぁいいや

なんか、黒っぽいイメージがあるやつですよね(?)

jp
おーい、どうしたー?
ん?なんで悪魔の話になってるんだ?

あ!そうだ、じゃぱぱさんが「だって、悪魔だもん」って言ってたからですよね

あれ?何が悪魔なんだ?

あぁそうだ!角と羽があるからなんでか聞いたんだ

……?てことは、じゃぱぱさんは……
no
あ、悪魔!?!?!?!?!?
jp
うわぉ、っくりした〜
じゃぱぱさんは突然僕が声を出したのにびっくりして飛んでしまった……は?

やっぱり本当に悪魔って事か?

え…悪魔って存在するの?
no
ほ、本当に、悪魔なんですか…?
jp
うん。君も悪魔でしょ?
no
……は?
jp
ひ?
no
ふ?
jp
へ?
no
ほ……じゃなくて!!
no
僕は悪魔じゃありません!人間ですよ!!
no
ほら、どっからどう見ても……
jp
ん、鏡見てみ
そう言ってじゃぱぱさんは僕に鏡を渡して来た

本当にこの人?悪魔?は何を言っているんだ

僕は人間に決まって……
no
あ、れ……?
鏡を見るとそこには_____























































































































角と羽の生えた僕の姿があった





no
な、なんですか!!これは!
jp
角と羽
no
それは分かりますよ!
角と羽はわかる

でも、何故?

何故僕の体に生えているんだ……?
jp
……もしかして、悪魔になったばっかなの?
no
え?
jp
悪魔になる時って、特に痛みとかもないじゃん?
jp
起きたら悪魔だったって事が多いんだよ
jp
君は今起きたばっかだったの?
no
は、はい……多分……
jp
まぁこれから色々知っていこうか!
jp
よろしくね!えっと……
no
あ、僕はなおきりです
jp
なおきりさん!
そう言って、じゃぱぱさんは「着いてきて」と言って歩き出した

僕も急いでじゃぱぱさんの後を追った

悪魔……

もし…もし本当に僕が悪魔になったっていう事は……
no
あ、あの……
jp
ん?
僕が声をじゃぱぱさんは振り返った
no
悪魔って事は……僕はもう死んじゃってるって事なんですか?
jp
…うん、そうだね
jp
俺たちはもう死んでるよ
no
……なんで、僕は悪魔なんですか?
jp
そりゃあ、生前に悪い事したからでしょ
……やっぱり…もう僕は死んでる

もっと生きたかったなぁ

でもまぁ悪魔になったのは納得がいく

人殺しだったからな僕は
jp
悪い事をした人は悪魔になって、良い事をした人は天使になるんだよ
まぁ僕が生きる為だからと言って人を殺すのは駄目だったよな、当たり前だ
no
……これから僕はどうすれば良いんでしょうか?
jp
これから悪魔としてどう生きるかはなおきりさん次第だよ
jp
でも、一応魔界のルールっていうのがあるからそれは教えてあげるね
no
あ、ありがとうございます
魔界のルール……
悪魔にもルールがあるんだ
僕、悪魔として生きていけるかなぁ……
そんな事を考えながら僕はじゃぱぱさんに着いて行った
ゆあん


















地面がふかふかだ……

寝心地良いなぁ

……ってあれ?俺屋上から飛び降りたんだよな?

え…?死ねなかったのか?

最悪なんだけど
じゃあ、ここは……
ya
ん"ぅん……?
薄ら目を開けると、眩しい光が目の中に入ってくる

眩しいな、おい(((
今度はしっかり目を開けようとする

目を擦り、明るさに慣れようとする

……よし、平気になってきたぞ
ya
ん…?何処だ、ここ?
しっかり目を開けるとそこは、真っ白い世界(?)だった
地面は雲っぽいのでできていた
俺は混乱して、あまり状況整理ができなかった
君……大丈夫?
ya
え?お、俺?
おん
俺が混乱していると、急に後ろから声をかけられた

振り向くとそこには、頭の上に光輪を着け、白い羽の生えた人…?がいた

そいつは、髪が黄色いから余計に神々しく見える

……眼帯を着けてる事以外
ya
あ、えっ…とぉ……
ん?あぁ俺は____
tt
たっつんやで
ya
たっつん……俺はゆあん
tt
ゆあんくんか、よろしくな
ya
う、ん…よろしく……
そう言ってたっつんは手を差し出してきた

俺は握手かと思ったからその手を握った

すると、座っていた俺を立たせてくれた

優しい奴だな、見た目怖いけど(((
ya
あ、ありがとう…
ya
えっとぉ〜あのさ、
tt
ん?なんや?
たっつんは関西の人なのかな?
ya
あ、その頭のやつとか羽とかって…何?
今日はハロウィンか?そんな事を思いながら俺は聞いた
tt
あぁこれ?これは光輪と普通に羽やで?
ya
それはわかるんだけど、なんで着いてるの?
たっつんは一回目をぱちくりさせてからまるで当然かのように言った
tt
そりゃあ天使やからな
ya
……は?
天使って……何言ってるんだ此奴

厨二病か?

いや、厨二病は悪魔とか死神とか言いそうだな、じゃあ違うか

じゃあただ頭がおかしいだけか?

よし、関わらないようにしよう!
tt
……今めっちゃ失礼な事考えとったやろ、お前
ya
エ!イヤイヤカンガエテナイヨ!
tt
嘘下手か!
俺はまぁまぁと宥めた
tt
お前、天使なったばっかなん?
ya
え?いや、俺は人間だよ?
tt
何言うてんねん、背中と頭の上見てみ
俺はお前が何言ってんだよと思いながら、背中を見た

すると、そこには、
ya
……へ?















真っ白い天使っぽい羽が生えていた
ya
な、なんで……?
tt
そりゃあ、天使なんやから
ya
じゃあ……俺ちゃんと死ねたって事?
tt
ちゃんと?
ya
あ、うん。俺、自殺したんだ
tt
そう…なんや…
たっつんは少し申し訳無さそうに下を向いた
やっぱ良い奴なのかも
そう思ったと同時に俺とたっつんな無言になり、気まずい空気が流れた
ya
あ、えっと、た、たっつんはなんで死んだ、の……
ya
って、ごめん!無神経な事聞いたわ!やっぱ無し!
俺は直ぐに謝った

さすがに無神経過ぎだろ、俺
tt
んぁ?ええよ、別に
tt
俺は…俺も似たようなもんやねん
tt
心中…なんよ
ya
心中……?
tt
おん
心中ってあれだよね?

誰かも一緒に死ぬ事だよね?
ya
そう、だったんだ…相手の人も天使に?
tt
…いや、彼奴は多分…天使やない
ya
え?
たっつんが言うには、死後の世界には天使と悪魔の2種類で形成されているらしく、もう一人の人は多分悪魔になったらしい
ya
でも……多分なんだね
tt
まぁな、会ってへんから分からん……
ya
なら、魔界?に行ってみればいいんじゃないの?
tt
悪魔と天使は敵対してんねん
tt
せやから、最悪の場合消されるで
ya
け、消される!?
ya
って、天使って消えた後どうなる
tt
……さぁな
tt
んな事より、色々教えてやるから着いて来な?
そう言ってたっつんは俺の手を引っ張って行く

たっつんの背中は何故かとても寂しそうだった

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