第4話

三度目
62
2024/07/04 07:22
次の日も、クリスマスの日だった。
まだチャンスはあるってこと、だよな。
だけど、そんなことじゃない。
何回でもあなたに同じ日に会えても、
俺はあなたが死ぬところを毎回見ている。
しかも、今回、押された。
何者かに押された。
いや、当たっただけかもしれない。
そうだとしても許せない。
許すわけがない。
どうやったら、あなたを救えるんだ。
起きて、俺はあなたの家に向かった。
あなた
あ、木葉先輩!
木葉
、、、
と、ハグをした。
ほとんど毎日こうじゃないか、、
いいことなんだけどな
あなた
あれっ どうしたの?
木葉
なんもねえ。。。
あなたの声、匂い、温もり。
全部が好きだ。
あなた
先輩デレ期〜
木葉
そうかもな。。
あなた
あら素直!
木葉
んだよ、、、
あなた
なんも〜
木葉
はいはい 行くよ。
絶対に救わないと。
ダメなんだよ。多分、誰もこんな話を聞いてくれない。だからこそ、自分でやるんだ。
学校が終わってから、どこにもいかないのもありだな。。。。
家デートってゆうのか?
そしたら、近所に人もいるから家まで入ってこないだろうし、
幸せに、安全に一緒にいれるだろう。
あなた
。。。
木葉
?どうした
あなた
いや、なんでも
ちょっと、寂しそうな、感じで答えた。
何かあったのか?
木葉
、、本当か?
あなた
うん、なんでもないよっ 聞いてくれてありがと!
木葉
っ、、そっか。
そうは言ったけど。
授業中に、全く内容が耳に入ってこない。
あなたに何かしたか?
何もしてない、、はず。いや、した覚えがない。
木兎
よう 木葉!
木葉
お、木兎じゃん
木兎
なんか元気なさそうだな!!!
木葉
そうか?
木兎
おう!なんかあったのか!?
木葉
なんもねえよ
赤葦
なんかあった感じですけどね
木兎の後ろから、赤葦が出てきた。
木葉
うおっ
木兎
そうだよな!赤葦!!!
赤葦
まあ、そう見えますね。
木葉
えぇ、、
木兎
何があったんだ!
木葉
なんもねえよ、、、
赤葦
俺でよければ話聞きますけど
確かに。赤葦は、女の子の経験とかありそうだしな。
木兎に話聞いてもらえるよりマシだろうな。
木兎
えぇ!!俺は!?
赤葦
木兎さんには後で伝えます。
木兎
本当か!
赤葦
はい。
木葉
じゃ、よろしくな
赤葦
では、昼ごはんの時に。
木葉
おう、ありがとな
と、赤葦は2年の方に戻った。
その後、昼ごはんの時になった。
あなた
木葉先輩っ!
と、ドアのところから顔をみせる。
木葉
あなたっ
あなた
昼ごはん食べましょ!
お弁当を見せて、笑顔を見せながら笑う。
木葉
す、すまん
あなた
木葉
赤葦と食べる約束してて。。
あなた
、、、そーですか!わたしは友達と食べますね!
あなた
あ、ちょ-
木葉
あ、ちょ-
ごめん、と謝る前にもう言ってしまった。
赤葦
木葉さん、どこで食べますか
木葉
あー。。。どこでもいいよ
赤葦
じゃ、屋上で。
と、赤葦と昼ごはんを食べた。
特にその時はなんもなく、時間が過ぎただけだった。
赤葦は、彼女とか作ったことがないらしい。
だから、この相談は何も手伝えなかった、と謝っていた。
その後、学校が終わり、あなたの教室まで行ったけど、
あなたはいなかった。あなたの友達によると、先にもう帰ったらしい。
木葉
は?
友達
ごめん 先帰っちゃってて
木葉
そ、そうか わかった
こんな場合じゃない。
俺がいない間、あなたは、あなたは
と、走りながらあなたを探しに行った。30分以上。いや、もう何分かもわからない。何時間かもしれない。
そうしたら、遠くに暗いところから赤い光が光っていた。
木葉
っ!
救急車、じゃないよな?
お願いだから、ただのクリスマスライトと言ってくれ。
ただの、幸せな家族のクリスマスライトだと言ってくれ。
お願いだから、、、
警察官
あの、すいません。
木葉
っ!!

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