次の日も、クリスマスの日だった。
まだチャンスはあるってこと、だよな。
だけど、そんなことじゃない。
何回でもあなたに同じ日に会えても、
俺はあなたが死ぬところを毎回見ている。
しかも、今回、押された。
何者かに押された。
いや、当たっただけかもしれない。
そうだとしても許せない。
許すわけがない。
どうやったら、あなたを救えるんだ。
起きて、俺はあなたの家に向かった。
と、ハグをした。
ほとんど毎日こうじゃないか、、
いいことなんだけどな
あなたの声、匂い、温もり。
全部が好きだ。
絶対に救わないと。
ダメなんだよ。多分、誰もこんな話を聞いてくれない。だからこそ、自分でやるんだ。
学校が終わってから、どこにもいかないのもありだな。。。。
家デートってゆうのか?
そしたら、近所に人もいるから家まで入ってこないだろうし、
幸せに、安全に一緒にいれるだろう。
ちょっと、寂しそうな、感じで答えた。
何かあったのか?
そうは言ったけど。
授業中に、全く内容が耳に入ってこない。
あなたに何かしたか?
何もしてない、、はず。いや、した覚えがない。
木兎の後ろから、赤葦が出てきた。
確かに。赤葦は、女の子の経験とかありそうだしな。
木兎に話聞いてもらえるよりマシだろうな。
と、赤葦は2年の方に戻った。
その後、昼ごはんの時になった。
と、ドアのところから顔をみせる。
お弁当を見せて、笑顔を見せながら笑う。
ごめん、と謝る前にもう言ってしまった。
と、赤葦と昼ごはんを食べた。
特にその時はなんもなく、時間が過ぎただけだった。
赤葦は、彼女とか作ったことがないらしい。
だから、この相談は何も手伝えなかった、と謝っていた。
その後、学校が終わり、あなたの教室まで行ったけど、
あなたはいなかった。あなたの友達によると、先にもう帰ったらしい。
こんな場合じゃない。
俺がいない間、あなたは、あなたは
と、走りながらあなたを探しに行った。30分以上。いや、もう何分かもわからない。何時間かもしれない。
そうしたら、遠くに暗いところから赤い光が光っていた。
救急車、じゃないよな?
お願いだから、ただのクリスマスライトと言ってくれ。
ただの、幸せな家族のクリスマスライトだと言ってくれ。
お願いだから、、、
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!