第62話

【機嫌が悪い彼女】ラウール
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2024/11/14 03:32 更新
ラウールside




やばい。


俺の彼女であるあなたちゃんの機嫌がどうやら悪い。


何故機嫌が悪いのかをずっと考えてみているものの


思い当たる節がなくて。


こういう時は、普段の時より


ちょっとだけ対応を良くする。


コーヒーを入れてみたり


寒いかと思ってブランケットを用意してみたり。


理由を聞けば早いのかもしれないけど、


大体聞いても答えてくれないものだったり


火に油を注ぐ感じになるかもしれないからと


聞けないでいる。


彼女はなにより年上だから


年下の俺に弱音を吐かないし。


帰ってきてからずっと不機嫌な彼女に


ハンバーグを作って、彼女の前に置く。
あなた
ハンバーグ…?つくったの?
ラウール
ラウール
うん!外食もいいかなって思ったんだけど、今日は家でのんびりの方がいいかなって思って。
しばらくハンバーグを見つめるあなたちゃん。


すると、その目から涙がぽろりとこぼれた。
ラウール
ラウール
え!?ど、どうしたの!?
慌てて駆け寄ると
あなた
ごめん…。年上だからしっかりしないとって思って気を張ってたけど…限界…。
急なそんな発言に焦る。


この流れは……まさかの別れの危機!?
ラウール
ラウール
え!な、なに!?限界ってどういうこと…!?
オロオロしてしまう俺に彼女は
あなた
ううううう…痛い…。痛いよー!!
テーブルに頭を付けて突っ伏する。
ラウール
ラウール
え?い、痛い…??どこ!?
思っていたものとは違うものの、


痛みを訴える彼女の横にしゃがみこんで聞くと
あなた
お腹…。今日一日ずっと痛くて…。
ラウール
ラウール
マジか!薬は!?
あなた
飲んでる。けど…効かないの…。
ラウール
ラウール
病院!!病院いこう!!
慌てる俺の手にそっと触れるあなたちゃん。
あなた
違う…。理由は分かってるの。
女性特有の日なのよ。私、その日って症状重いの。
ラウール
ラウール
女性特有って…あ!生理か!
あなた
ラウってば…笑
私がせっかく濁したのに笑
弱々しく笑う彼女。


だけど俺はいたって真面目です。


スマホで速攻、


【生理の時 対応 彼氏】


と検索する。


ラウール
ラウール
あ!温かい飲み物か!って!さっきコーヒー出しちゃったけど、カフェインは生理痛悪化しちゃうんだって!ほんっとごめん!!!
あなた
え、そうなの?知らなかった〜
私も知らなかったし大丈夫だよ
ラウール
ラウール
とりあえずココアいれるね!待ってて!
ココアを入れて彼女に出すと


痛みからか少し潤んだ目で見上げてきて
あなた
ありがとう
そう言うと両手でコップを持ち、ゆっくり飲む。
ラウール
ラウール
何か他にもして欲しい事あったら言って?
そばにいるからさ!
あなた
ごめんね。いい大人なのに。
申し訳なさそうにするあなたちゃん。
ラウール
ラウール
大人とかそんなの関係ないよ。
生理は辛いって男だけどそれくらいは分かるよ。どれくらい辛いかっていうのまで詳しく分からなくても、俺に色々言って欲しい。そうすれば寄り添えるでしょ?
いつも年上らしくしっかりしているあなたちゃんだけど


俺にだって甘えて欲しい。


いつも完璧でいる必要はないんだよ。
あなた
うん…。ラウ、本当にありがとう。
もっとラウの前では弱い私も見せてくね。
それでも受け入れてくれる?
そんな確認なんていらない。
ラウール
ラウール
もちろんだよ!!
どんなあなたちゃんも大好きだよっ!!

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