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第6話

♯5
337
2023/12/16 16:07
『あ、ありがとうございます………あ……』
慌てて体制を戻して、助けてくれた人の顔を見る。
『皇輝さん…………』
皇輝「あれ、やっぱりあなたちゃんだよね!」
『っはい…』
後ろを気にしながら、返事をする。


正直話している皇輝さんに失礼なことをしている。
皇輝「、?どうしたの?そんなに後ろ気にして…それに、さっきすごく急いでたよね?」
『あ、え、あの………』
どうすれば………嘘をつくしかないよね?だって、巻き込みたく無い…
宮守「あなたさま!!!」




宮守が私を探している声がだんだんと近づいてきた。
『(ビクッ)……っ、皇輝さん、ごめなさ………っえ!?』
皇輝さんに謝ってその場をさろうとしたら、皇輝さんに腕を引っ張られ、そのまま抱きしめられた。
『、!?』
そのままくるりと向きを変えられて、皇輝さんの背中が宮守の方に向けられる。
宮守は、私がいないことを確認して、お祖母様が乗っている車に乗り込んだ。

車はそのままどこかに向かっていった。
皇輝さんはそれを確認してから、私の背中に回していた腕をほどいたくれた。
『あ、ありがとうございました……助かりました……』
皇輝「いえいえ。ごめんね、こんな方法しか思いつかなかったから………とっさに……」
『い、いえ、!大丈夫です!!!ありがとうございました…』
『あの…では、これで……ほんとにありがとうございました』
皇輝「……あなたちゃん、家帰って大丈夫なの?」
『え………』
今日は家に帰るつもり無い。どこかのカフェで勉強しながらでも過ごすつもりだった。
『えっと、あの……近くのカフェで過ごすので大丈夫です……』
皇輝「……さっきあなたちゃんのこと追ってた人がそのカフェに入ってきたらどうするの?」
『……あ……』
そうだ…その可能性もあるんだ……寝カフェも……保護者だといえば簡単に教えてもらえるだろう…
『っ……』
こういうところだ…

足りない。能無し。役立たず。

見通しがうまくできていないからこうなる。

そして、また言われる。
皇輝「あの、さ…ここにいたらまたさっきの人戻ってくるかもしれないし、とりあえず、僕の家においで?」
『え……』















【作者のコメント】
なんか、うん。うん…
書き方めっちゃ下手((今頃?

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