第10話

Episode.9
23
2024/08/18 07:25 更新
次の日の朝…
















エミリー
エミリー
お嬢様ー!!!!!
エミリー
エミリー
大変です!
エミリー
エミリー
おーきーてーくーだーさーい!
(なまえ)
あなた
んーどうしたの?こんな朝早く…待って!今何時!
エミリー
エミリー
10時です!
エミリー
エミリー
その…お客様が
(なまえ)
あなた
あーやっちゃった!
(なまえ)
あなた
でもサラに起こして欲しいと頼んだはずよ?
エミリー
エミリー
え?サラは最初に公爵様の対応を…
(なまえ)
あなた
んもー!この家のメイドってみんなこーなのね
エミリー
エミリー
申し訳ありません!
(なまえ)
あなた
あなたはいいのよ
(なまえ)
あなた
あなただけはね









30分ほど前…



コンコンコン…




ガチャッ
サラ(メイド)
サラ(メイド)
はい…どちら様ですか?
ロイド
ロイド
ロイド・ローズ・シャドリアンと申しますが、ルナお嬢様はいらっしゃいますか?
サラ(メイド)
サラ(メイド)
シャドリ…はっはい!応接間にご案内しますので少々お待ちください!

ロイドの冷たい視線と重たい声色に


恐怖を覚えながらも、美しい姿に目を奪われるサラ



ガチャッ
サラ(メイド)
サラ(メイド)
こちらにて少々お待ちください
ロイド
ロイド













タタタッ…コンコンコン
サラ(メイド)
サラ(メイド)
奥様、公爵様がいらっしゃいました!
セリーヌ
セリーヌ
そう!報告ありがとう…


ゴソゴソ…
セリーヌ
セリーヌ
はい、これね
サラ(メイド)
サラ(メイド)
ありがとうございます!
セリーヌ
セリーヌ
ルナには?
サラ(メイド)
サラ(メイド)
まだ…
セリーヌ
セリーヌ
それでいいわ
セリーヌ
セリーヌ
ソフィアを連れてきなさい
サラ(メイド)
サラ(メイド)
かしこまりました



サラ(メイド)
サラ(メイド)
今日はダイヤのブレスレットを貰えたわ!
サラ(メイド)
サラ(メイド)
なんて幸せなのかしら、これで私も…



コンコンコン…
サラ(メイド)
サラ(メイド)
ソフィアお嬢様…奥様が
ソフィア
ソフィア
えぇ今行くわ、貴女は下がりなさい
サラ(メイド)
サラ(メイド)
え?は、はいかしこまりました…
(何も貰えないなんて)




ソフィア
ソフィア
お母様、公爵様が?
セリーヌ
セリーヌ
えぇそうよ
セリーヌ
セリーヌ
ルナが来るまで貴女がお相手するのよ
セリーヌ
セリーヌ
途中までは私も相席するけど、すぐに抜けるからヘマしないようにね
ソフィア
ソフィア
もちろんですお母様
ソフィア
ソフィア
お姉様にできて私に出来ないことなど










コンコン…ガチャッ
ロイド
ロイド
ルナっ……誰だ?
セリーヌ
セリーヌ
申し訳ありません!家のルナはまだ寝ているようでして、今起こして参りますので
セリーヌ
セリーヌ
それまで少し同席しても?
ソフィア
ソフィア
初めましてシャドリアン公爵様、私は
ロイド
ロイド
結構だ、
ロイド
ロイド
ルナが来るまで1人で待とう
ロイド
ロイド
そうだ…エリックと言ったか?
ロイド
ロイド
ルナの手紙に書いてあったのは2番目の兄であろう
ロイド
ロイド
騎士団について話があるそうだが今どこに?
セリーヌ
セリーヌ
呼んで参りますのでそれまでソフィアとお話ください




公爵夫人が部屋を出ていく…
ソフィア
ソフィア
あの…
ロイド
ロイド
君も部屋に戻るがいい
ソフィア
ソフィア
いえ、我が家に来て頂いたのに最年少の私が
挨拶をしないなんて許されません。
ソフィア
ソフィア
どうか挨拶だけでも
ロイド
ロイド
…いいだろう
ソフィア
ソフィア
感謝致します
ソフィア
ソフィア
シャドリアン公爵様にご挨拶申し上げます。
ソフィア
ソフィア
ソフィア・ローズ・スカイティアと申します
ソフィア
ソフィア
以後お見知りおきくださいませ
ロイド
ロイド
もういいだろう
ソフィア
ソフィア
っ…
ソフィア
ソフィア
お姉様とは
ロイド
ロイド
なんだ?
ソフィア
ソフィア
お姉様とはどのようなご関係なのですか?
ロイド
ロイド
君に言わなければならない理由が?
ソフィア
ソフィア
それは…






セリーヌ
セリーヌ
お待たせ致しました
エリック
エリック
エリック・ローズ・スカイティアと申します。
エリック
エリック
この度はお忙しい中時間を設けていただき感謝します
ロイド
ロイド
あぁ、座りなさい
ロイド
ロイド
騎士団の訓練に参加したいだったか?
ロイド
ロイド
なぜ私の所に?アカデミーに通っていると聞いたが…
エリック
エリック
ルナからですか?
ロイド
ロイド
あぁ、時間を儲けるのに理由は必要だろう
エリック
エリック
はい、
エリック
エリック
私の魔法は1対複数には強いのですが、味方を巻き込んでしまうので、
エリック
エリック
母のような繊細な使い方を学びたく
ロイド
ロイド
なるほど、君は剣術に才があるとも聞いたが
エリック
エリック
剣術は幼い頃から好きで、趣味のようなものですが
ロイド
ロイド
とりあえず今度騎士団に顔を出しに来なさい
ロイド
ロイド
まずは君の力量を図らねばなんとも
エリック
エリック
えぇ、いつ頃お伺いさせて頂けますでしょうか
ロイド
ロイド
3日後に私の元へ来なさい
ロイド
ロイド
私が直接みよう
エリック
エリック
?!
エリック
エリック
いいのですか?ありがとうございます!








(なまえ)
あなた
エリックお兄様が?
エミリー
エミリー
はい、そうなんです
(なまえ)
あなた
どうしましょう、応接室ってどこかしら
エミリー
エミリー
えっと、2階の東側の部屋です!
(なまえ)
あなた
ありがとうエミリー!




パジャマのまま部屋を出ていくルナ
エミリー
エミリー
あ!お嬢様!服!髪も!
エミリー
エミリー
行っちゃった…






ガチャッ
(なまえ)
あなた
公爵様!
(なまえ)
あなた
申し訳ありません、お約束していたのに
ロイド
ロイド
ルナ?…っ(目を逸らす)
エリック
エリック
なっ、お前その格好
(なまえ)
あなた
エリックお兄様、ありがとうございます



公爵の足元に駆け寄り膝を付きながら
(なまえ)
あなた
あの、もう少々お待ちいただけますでしょうか
(なまえ)
あなた
すぐに準備してまいりますので…
ロイド
ロイド
あ、あぁ是非そうしてくれ(耳を少し赤らめながら)
ロイド
ロイド
ゆっくりで大丈夫だから…
(なまえ)
あなた
いえ!急ぎます!
ロイド
ロイド
とりあえずその格好は目のやり場が…



(なまえ)
あなた
あっ、えっこれは…
(なまえ)
あなた
申し訳ありませんっ!(照)
ルナが慌てて部屋を出て行く
エリック
エリック
あんの…(にしても公爵ってこんな感じだったか?)
エリック
エリック
うちの妹が大変失礼しました
ロイド
ロイド
いえ、こちらこそ(?)
ロイド
ロイド
そうだ公爵は今いるか?
エリック
エリック
えぇ、呼びますか?
ロイド
ロイド
いや、手紙を渡して欲しい
エリック
エリック
手紙…?
ロイド
ロイド
あぁ
エリック
エリック
かしこまりました、では失礼します





慌てて着替えてルナが戻ってくる

(なまえ)
あなた
先程は大変失礼しました…(照)
ロイド
ロイド
いや、大丈夫だからもう気にするな






少しぎこちない空気になりながらも

新年祭のデビュタント件、ドレスの件について

話し合い、ある程度話が着いた頃…




ロイド
ロイド
皇家から手紙が届いているんだ
(なまえ)
あなた
皇家から……
ロイド
ロイド
今読んでみてもらえるか?
(なまえ)
あなた
えぇ、



カサッ…ペラッ




レディ・ルナ


シャドリアン家当主からの推薦により

貴女を皇室デビュタントの審査受けて頂くに

値する方と判断した為、日時や必要なものを

記載させていただきますが、

今後の言動は審査内に入ります故に

呼び名も差別なくレディルナとお呼び致しますが

ご了承くださいませ。

日時:× 月 × 日 15時 ~ 3泊

持ち物 〜〜〜〜










(なまえ)
あなた
明日?!
(なまえ)
あなた
それでいらっしゃる日時を…
ロイド
ロイド
はい、申し訳ありませんでした
ロイド
ロイド
開始日時を確認しておらず…
(なまえ)
あなた
いえ、お願いしたのは私ですわ
(なまえ)
あなた
とりあえずお父様にもお伝えしなくては



コンコン...ガチャ
スカイティア公爵
スカイティア公爵
失礼する
スカイティア公爵
スカイティア公爵
シャドリアン公爵、手紙の内容だが
ロイド
ロイド
早かったですね
(なまえ)
あなた
?...どうゆう、?
ロイド
ロイド
あなたのお父上にもに手紙を渡していたのです
スカイティア公爵
スカイティア公爵
明日から3泊も宮殿に行くなど突然が過ぎる...
(なまえ)
あなた
なるほど...ですが、私は他の令嬢と違いギリギリになってのデビューです
(なまえ)
あなた
これくらいはしないと家門の名に恥じますわ
スカイティア公爵
スカイティア公爵
それでも明日だなんて
スカイティア公爵
スカイティア公爵
皇室デビュタントは身分を隠し参加する事になるんだぞ?
(なまえ)
あなた
えぇ分かっています
ロイド
ロイド
いえ、きっと公爵が言いたいのは
ロイド
ロイド
貴女が心配なのですよ
スカイティア公爵
スカイティア公爵
...あぁそうだな
(なまえ)
あなた
公爵様が私を?
スカイティア公爵
スカイティア公爵
今まで目をかけてやれなかった事は悔やみきれないが、
スカイティア公爵
スカイティア公爵
今まで幼少期さえも社交界に出たことがないお前が匿名で参加なんてしたら
(なまえ)
あなた
いじめ...ですか?
スカイティア公爵
スカイティア公爵
あぁ、父としても公爵としても心配する事が多すぎる
スカイティア公爵
スカイティア公爵
推薦したのも私ではなくシャドリアンだ
(なまえ)
あなた
ロイド
ロイド
つまり家からの支援は何も受けられないという事だ、
ロイド
ロイド
それに私は血縁者では無いので出来ることなど限られているのです
(なまえ)
あなた
なるほど…(そう考えたらかなり不利になってしまうって事ね)
(なまえ)
あなた
でも、自分で決断したのです。
(なまえ)
あなた
最後まで、やらせて頂けませんか?



決心した自分に似た強い瞳に幼い頃の自分と

穏やかながらも頑固な1面を持つ愛する亡き妻を重ね

公爵も許可せざるおえなかった.....







その後推薦者であるロイドと共に街に出て

必要なものを揃え、自宅の門前にてロイドと別れる



(なまえ)
あなた
本日は何から何までありがとうございました
ロイド
ロイド
こちらこそ、とても楽しく過ごせましたので
(なまえ)
あなた
そ、それは良かったです(照)
ロイド
ロイド
夜風が冷たいですから早く中にお入りください
ルナに自分の上着を掛けながら
(なまえ)
あなた
これでは公爵様がっ
ロイド
ロイド
名前で呼んでください...
ロイド
ロイド
ダメですか?

そんな子犬みたいに見つめなくても、

本当に自分の顔の良さを自覚して欲しいわ.....
(なまえ)
あなた
ロイド...様が風邪をひいてしまいますわ
ロイド
ロイド
敬称も要らないのですが...まだ我慢しましょう
ロイド
ロイド
それに私は火の魔法が使えますので
(なまえ)
あなた
そうでしたね、心配する相手を間違えたようですわ
ロイド
ロイド
あなたに心配していただけるなら(ボソッ...
(なまえ)
あなた
今なにか...?
ロイド
ロイド
いえ、では明日はご検討をお祈りいたします。
(なまえ)
あなた
(なまえ)
あなた
はい、では...おやすみなさい





月明かりに照らされて輝く

白く長い髪を揺らし遠ざかるルナを見つめながら
ロイド
ロイド
不思議だ...彼女にだけは嫌悪感を感じない
ロイド
ロイド
それに影の声も、










ロイドの家門であるシャドリアンは

代々影魔法と紅炎の使い手であるが、

三代公爵家が特別視されるのはこの世界の

始祖と言われる神の直系子孫であるためである







直系子孫は魔法とは少し違う異能を持つことがあるが

ロイドはその中でも影の異能である

悪意の、相手の影に隠した声が聞こえるものである

プリ小説オーディオドラマ