次の日の朝…
30分ほど前…
コンコンコン…
ガチャッ
ロイドの冷たい視線と重たい声色に
恐怖を覚えながらも、美しい姿に目を奪われるサラ
ガチャッ
タタタッ…コンコンコン
ゴソゴソ…
コンコンコン…
コンコン…ガチャッ
公爵夫人が部屋を出ていく…
パジャマのまま部屋を出ていくルナ
ガチャッ
公爵の足元に駆け寄り膝を付きながら

ルナが慌てて部屋を出て行く
慌てて着替えてルナが戻ってくる
少しぎこちない空気になりながらも
新年祭のデビュタント件、ドレスの件について
話し合い、ある程度話が着いた頃…
カサッ…ペラッ
レディ・ルナ
シャドリアン家当主からの推薦により
貴女を皇室デビュタントの審査受けて頂くに
値する方と判断した為、日時や必要なものを
記載させていただきますが、
今後の言動は審査内に入ります故に
呼び名も差別なくレディルナとお呼び致しますが
ご了承くださいませ。
日時:× 月 × 日 15時 ~ 3泊
持ち物 〜〜〜〜
コンコン...ガチャ
決心した自分に似た強い瞳に幼い頃の自分と
穏やかながらも頑固な1面を持つ愛する亡き妻を重ね
公爵も許可せざるおえなかった.....
その後推薦者であるロイドと共に街に出て
必要なものを揃え、自宅の門前にてロイドと別れる
ルナに自分の上着を掛けながら
そんな子犬みたいに見つめなくても、
本当に自分の顔の良さを自覚して欲しいわ.....
月明かりに照らされて輝く
白く長い髪を揺らし遠ざかるルナを見つめながら
ロイドの家門であるシャドリアンは
代々影魔法と紅炎の使い手であるが、
三代公爵家が特別視されるのはこの世界の
始祖と言われる神の直系子孫であるためである
直系子孫は魔法とは少し違う異能を持つことがあるが
ロイドはその中でも影の異能である
悪意の、相手の影に隠した声が聞こえるものである




















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!