第3話

2 集合
21
2024/06/30 20:00
うるみやが病院に着いて、数十分後。
甘夢 れむ
……!!
うるちゃんッ!!
うるみや
……、れむ、ち……、!!
メンバー達が病院に着いた。
息が上がってる様子からして、走ってきたんだろう。
しゃるろ、愛されてんなぁ~。
……そんなこと、いってる場合やないんやけどな。
かなめ
……ッしゃ、しゃるろは…?
うるみや
……、集中治療室。
かなめ
…そっ、か…
ここは、病院の待合所。
他の患者さんもたくさんいる。
大きい総合病院ということもあって、病気、事故。
いろんなことがあった人の家族や友人などが集まっている。
それ故の異様な空気。
病室に行く人帰ってくる人、人の移動が激しかった。
そこにうるみやの知ってる人もおった。
うるみやだけやない、クロノヴァ全員知っとる。
何なら、昨日会ったし。
Relu
……………あれ…
れるさんだ。
何でおるんやろ?
ARKHE
………お前、何で病院にいるのだッ!
Relu
……こっちのセリフなんやけど…
どうせ、VOISINGには言うしな。
なら、早い方がいい。
うるみや
………色々あって、しゃるろが車に轢かれた。
Relu
…ぇ、ちょ……え゛…?
そりゃ驚くよな。
うるみやが言ったとたん、メンバーの顔が暗くなった。
Relu
………え、ガチ…?
かなめ
……ガチ…らしい…
そっか、まだしゃるのこと見てないんよな。
嘘かもしれないって……
嘘だったら良かったのに、って思ってるもんな。
うるみやも、そう思いたかった。
しの
…れるさん…は、なんで居るの?
Relu
………………なんでやろうな…、
甘夢 れむ
答えられないんですか?
Relu
………ある意味……定期検診、やな。
定期検診……総合病院で…?
何か、あったのか?
気になりは、した。
が、今はそれどころじゃ無かった。





れるさんと別れて数十分、いや数時間は経ったかもしれない。
治療が終わったらしく、
うるみや達はしゃるの居る部屋に通された。
たった数分の道のりだったのに、すごく長く感じた。
ガラガラガラと無機質な音が響き、扉が開いた。
ベットは1つしかなく、個部屋らしい。
時計の淡々と響く音、
点滴の水滴の音が時間の流れを伝えてくる。
そんな部屋のベットに1人横たわって居る。
しの
……しゃる…ッ
しゃるろ……。
起きてや、ねぇ…?
めっちゃ、夕方やで、ねぇ、配信準備せえへんと、やろ…?
起きて、や…!!
そこに、看護師さんが現れた。
もしかしたら、ずっとここに居たかもしれん。
こういうときって看護師さんがくるものなんか?
ずっと、お医者さんかと思ってた。
看護師
……、先生(医者)は、
緊急の手術が入ってしまったため
私がお話しますね。
なんだそういうことか。
かなめ
……、はい…
看護師
手術は無事に成功しました。
………………、!!
ARKHE
ほ、ほんとか……!!
看護師
はい。
甘夢 れむ
…い、いまはどんな状態何ですか?
看護師
そうですね。
看護師
出血多量でした。
それと、傷も深く内臓や脳も傷ついていました。
……うるみやの、せいで……ッ!!
看護師
…………そして
まだ、あるの…?










看護師
植物状態___遷延性意識障害
看護師
になっている可能性が高いです。












2.集合(うるみやSide)[完]
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