あの毒を打ち込んだのは私ではないんだよなぁ
私のせいにしないで欲しい
目立たないように過ごしてきたんだから
……この間までは
あのScpの出来事は私たちにとって、結構痛手となった
現にアペルピシアのトップであろう男に目をつけられてしまっている
エンドが更に口を開こうとした瞬間、黒桜が手を横に出して静止した
腕を引っ張りながら、近くの物陰に身を隠す
エイミーの口元に人差し指を当てて、黙らせる
呼吸音も小さくすると、裸足で床を歩いているような音が響いた
ひた ひた と、一定の足取りで近づいてきてい
る
物陰から微かに顔を出して、足音の正体を確認したエイミーが驚きの声を上げた
エイミーたちはどうにか調査を進めようとしているが……
それは辞めて頂こう
私の合図と共に、黒桜が物陰から身を乗り出して、ターゲットへと走り出した
黒桜の姿を認識したターゲット……肌が削れ落ち、目の焦点に合っていない女は奇声を発しながら突進してきた
黒桜は片足に力を入れると、そのまま空中でバク転し、女の後ろへと回り込んだ
隠し持っていた刀を抜き体を半回転させると刀は女の首にめり込み、そのまま勢いよく首が切り落とされたのが確認できた
女の首は、血を勢いよく吹き荒れ鈍い音を立てながら、地面に落ちた
黒桜は地面に手をつけながら着地し、刀を振るい血を飛ばす
懐から紙を取り出し、血を拭き取るのを確認すると、私も物陰から姿を出した












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!