薄暗い部屋、静かな空気。
任務の疲れがようやく抜けて、
ようやくふたりきりになれた夜。
ソファの端に座るあなたの隣に、
ジェイクがドサッと腰を落とした。
皮肉っぽく笑いながら、
ジェイクはあなたの膝の上に頭を預けた。
ふいに目を逸らしながら、
あなたの太ももにもう少し体重をかける。
その様子にあなたは、戸惑ったまま。
ジェイクはそっと片目を開けて、
あなたの顔を伺う。
ぽつり、とこぼれた本音。
それは冗談めかした言葉とは違う、
ほんの少しだけ寂しさの混ざった声だった。
あなたは静かに微笑んで、彼の頭をそっと撫でる。
ジェイクの声は、
今度は枕に顔を埋めながらこもっている。
あなたはくすっと笑って、もう一度頭を撫でた。
そう言いながらも、
彼はあなたの膝に頭を乗せたまま、
動こうとはしない。
言いながら、頬がほんの少し
赤くなってるのをあなたは見逃さない。
ジェイクは照れたのを
ごまかすように目を閉じて、
あなたの膝の上で少しだけ身体をずらした。
あなたの指先が彼の頭をなぞるたびに、
ジェイクの眉間の力が抜けていく。
あなたはクスッと笑って、
膝の上の彼をもう一度、優しく包み込んだ。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。