第5話

#4
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2023/08/15 01:07 更新
???side
成り行きで歩いていると、なんだか懐かしく感じる商店街に着いた。
ここが、俺の住んでる街?
そう思ったとき、声をかけられた。
成瀬大二郎
成瀬大二郎
あの_
振り向くと、1人の男性が立っていた。
歳は18くらいだろうか?随分ときれいな顔をしている。
???
???
はい…?
俺の声を聞くと、彼は目を見開いた。
成瀬大二郎
成瀬大二郎
ゆきにぃっ!?ねぇっ!ゆきにぃだよねっ!?
ゆきにぃ…?
???
???
あの、ちょっと待ってくださいっ!!
俺は、自分が事故に遭い、記憶を失っていることを話した。
成瀬大二郎
成瀬大二郎
ほんとに、俺のこと…わからない?
成瀬大二郎、みんなからはなるって呼ばれている。
そう自己紹介した男性が、涙目で聞いてくる。
???
???
ごめん…なさい…。でも、俺、どこかで君を…
なんとなく、この子の顔を見たことがある。
???
???
あ…渋谷の…!
渋谷にあった巨大広告。イケメン達のポスターを確かに見た覚えがある。
成瀬大二郎
成瀬大二郎
渋谷…?あ、巨大広告のこと?
???
???
そ!
成瀬大二郎
成瀬大二郎
そっか…やっぱり、ゆきにぃは俺らのこと、ひと目見ただけでも、覚えててくれるんだね…ニコッ
成瀬大二郎
成瀬大二郎
あのね、ゆきにぃのこと、話したいの。出会ってすぐで、自称知り合いっていうやつについてきてくれない…?
この子の言う通り、出会ってすぐの人についていくのは危ない。でも、なんだか、信用できるような気がして、俺は着いて行く事にした。
なるside


振り向かれて、顔を見た瞬間


話しかけて、よかった。って


心の底から思った。本当に、よかった…っ。
古町有起哉
古町有起哉
はい…?
だって、ゆきにぃなんだもん。
成瀬大二郎
成瀬大二郎
ゆきにぃっ!?ねぇっ!ゆきにぃだよねっ!?
俺は、興奮混じりにゆきにぃに話した。
でも、返ってきた返事は予想外なもので、


ゆきにぃは…記憶喪失になったみたい。
でも、ゆきにぃはゆきにぃだ。
最初は敬語混じりだった会話も、重ねるうちにタメ口になっている。
それに、渋谷の巨大広告を1回見ただけなのに、気に留めてるって…
成瀬大二郎
成瀬大二郎
そっか…やっぱり、ゆきにぃは俺らのこと、ひと目見ただけでも、覚えててくれるんだね…ニコッ
都合の良い解釈と思われても構わない。


だって俺は嬉しくてたまらないんだ。
成瀬大二郎
成瀬大二郎
あのね、ゆきにぃのこと、話したいの。出会ってすぐで、自称知り合いっていうやつについてきてくれない…?
早く、8LOOMのみんなにも会わせたい。
その思いだけだった。
ゆきにぃは、ゆきにぃにとって会ってすぐのに着いて来てくれるそうだ。
???side
俺…なるくんが言うには、『古町有起哉』は、なるくんに着いていった。
しばらく歩くと草まみれの一軒家が見えた。
成瀬大二郎
成瀬大二郎
あれが、俺らの寮。
成瀬大二郎
成瀬大二郎
男7人で暮らしてるの。
男7人…?
???
???
なんで、男7人で暮らしてるの…?
成瀬大二郎
成瀬大二郎
あー、そこも含めて、説明する。
成瀬大二郎
成瀬大二郎
みんなでかけてて、今は寮に2人しかいないけど…ゆきにぃのこと、話させてもらうね。
さ、入って。と、なるくんに促され家に入っていった。

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