暫く泣いていたが時間が経つにつれ
落ち着きを取り戻してきた
鯰尾さんの掛け声とともに一斉に小さな子達がいなくなった
この場にいるのは鬼役の鶴丸国永と
見物人の刀剣たち
そして
少しの煽りを入れるあなたのみだ
ヒョイ
勢いよく手を伸ばした鶴丸をサラリと交し
縁側付近にて止まる
後ろを振り向いた鶴丸に
と
更に煽る
そんなことを繰り返していると
!
見知った声が聞こえたため
勢いよく後ろを振り向く
誰だろうか
どこか一見柔らかく感じるが
腹の底が見えない
腰元に差していた日輪刀に手をかけいつでも抜けるように
バレないように
チャキ…
一点に集中していたせいか
いつの間にか首元に刀が添えられていた
日輪刀から手を離し添えられた刀を見つめていると
刀が引いた
そう…ついなのだ



















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!