早く兄達に質問をぶつけたい僕は、朝からそわそわしながら授業を受けた。
授業が終わるとベルが鳴り終わるのを聞かずフライング気味に飛び出し、小走りで家路を急いだ。
今日も当然ありますね、威風兄の靴。
『ただいま』を言ったが『おかえり』が来ないということは……一階にはいない。
多分兄の部屋にいるようだ。
部屋にいるということは……もしかしたら励んでいるかもしれない。でも、今日は話が聞きたい!
兄ちゃん達には申し訳ないが、BL保護法の懲役刑をくらう覚悟を持って邪魔をさせて貰おう。
僕が帰ってきたことを分からせるために、無駄にわざと一階でガシャガシャと音を立て、お菓子を持って二階に向かう。
本当は直で突撃してもいいんだけど合戦真っ最中だったら気の毒だから、身支度をする猶予を与えるというこの気遣い……僕ってデキル弟だなぁ。モテても良いのに兄ちゃんに全部持ってかれるんだよぉぉ。
まだ階段を上りきらないところで声を掛ける。
もう弟はここまで来ていますよ!を知らせるためにね笑
ゆっくり階段を上っていると、二人が兄ちゃんの部屋から顔を見せた。
前世から持ち込んだ邪眼のせいかもしれないが二人とも少し息が乱れ、ツヤツヤしているように見えなくもない。
顔しか見えていませんがひょっとして貴方達、生まれたままの姿になってない?←そこ気になるw?
少し,ほんの少しね!!意地悪をしてみる。
へへ……さあ、僕に現場検証させておくれ!(なんかこの僕キモくね)←遅くね
窓を開けて換気したくらいじゃ無駄だぞ!ファブっても駄目だからな!
はい!!黒確定演出きたぁぁぁ!!
十分だ、許してやろう……くっくっく。
まぁまだ、お楽しみはこれからだしな。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。