第3話

秘密
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2026/06/02 23:34 更新
???「 信じてくれた? 」


月明かりの下で突然そんなことを聞かれても信じられる訳がない。普通なら。私の手には小さな光が残っていた。温かくて、綺麗で、そして少しだけ切ない光。目の前の彼は人間じゃない。そう思わせるには十分だった。



あなた「 まだ完全に信じた訳じゃないけど … 」



そう答えると彼は夜空を見上げた。何かを探しているかのように。私は彼に尋ねた。



あなた「 どうしたの? 」



???「 帰れやん。翼、壊れてもうて。」



どうやら彼ら流れ星には人間には見えない翼が付いているようで、それが壊れてしまって夜空に帰れないとの事だった。


あなた「 貴方、名前は? 」


???「 曽野舜太 、舜太でええよ。」


彼の言葉に甘えて 彼のことを ″舜太くん″と呼ぶことにした。


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流れ星の仕事 。


空を飛ぶ理由はただ一つ。人の願いを叶えること。

人がする願いにはそれぞれ重さがあって、願いが大きいほど叶える度に自身の光を使う。言い換えれば、願いを叶える度に寿命が削れていくという訳だ。


曽野舜太は優秀だった。だからこれまでに沢山の願いを叶えてきた。沢山の人を幸せにしてきた。

その代わり、彼にはもう寿命が残り少なかった。

今の私はそんなことを知る由もなかった。

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