第6話

# 6 『名前』
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2018/11/01 13:06 更新
「意味分かんねえよ!」

「ちょ、修二?!奥さんは?!」



あの時の電話で伝えた事


心の綺麗なはじめさんと出会って


純粋で真っ白で、
そんなはじめさんに惹かれた私


情けなくなった


どうせ私は汚い人間


だけどまだやり直していいのなら


はじめさんを一途で好きになりたい


修二との不倫関係をやめたい


そう伝えると無言で切れた電話


いざ電話が切れると、
今までの私の考えが全部無駄だったようで


所詮身体だけの関係だったんだなあと思った


けれど今、
私の目の前に修二がいる



「お前には俺が必要なんだよ、今分からせてやる」



修二は唖然とする私を乱暴に床に押し付けると、
服のボタンが全部取れるくらいの力で服を脱がせた


口に入ってくる修二の舌


この感じが好きなのに、
今はどうしても気持ち悪くて仕方がなかった


荒々しく胸を揉みしだき、
まだ濡れきっていない私のソコに修二のモノを入れる



「いっ………!」



快感など全く感じず、
痛みが増していく一方


こんなの気持ちよくない


はじめさんならこんな事しない


ちゃんと私を考えてくれる


優しく抱いてくれる


自分の思い通りにしようとなんかしない


考えれば考えるほどはじめさんの事ばかりが頭に浮かんで


痛みとはじめさんの事を考えて涙が出る


狂ったように腰を打ちつける修二


私が口を開くとまた舌を入れてきたから、
その舌を私が噛んだ



「いってえな!!」



修二が飛び退くのと同時にソレが抜ける感覚


今だと思って床に脱ぎ捨ててあった上着を手に取ると外に飛び出した



「おい、潤!!」



………こんな時に私の名前を呼ぶんだ


行為中も呼んでくれないくせに


自分でも名前を忘れそうなくらい呼んでくれていなかったんだね


そんな時にしか名前を呼んでくれないなんて


本当に罪深いオトコ

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